渡辺 さゆり
訓点語学/日本語史
日本語のよき使い手となり、
豊かな感受性を育み、
自己理解・他者理解
に長けた柔軟性のある人間を育てる。
初年次よりさまざまな角度から自分の思いを伝える表現力を鍛えます。
もっと表現したい、日本語のよき使い手となりたい、文学から秘めた思いを読み取りたい
という欲求が自ら湧いてくるような人間を育て、その愉しみを地域や社会に広げていきます。
国語教師・日本語教師・学芸員の
資格を取得できる一方で、
出版・編集など日本語表現力を活かした
職業なども
目指すこともできます。
〈教員〉
●中学・高校の国語科教員
●特別支援学校の教員
●司書教諭 ※ など
毎日当たり前に使っている「日本語」を見つめ直し、
他者に伝わる日本語表現力を身につける
若者言葉、方言、アニメ、ゲーム、
J-POP、ボカロなど、「好き」を研究できる
「万葉集」にはどんな歌が載ってる?
現代のわれわれにどう関係している?
「万葉集」と聞くと、何かとても難しいもののように思えます。ところが実際に読んでみると、皆さんが共感できる部分も多いはずです。たしかに文法や使われている仮名(万葉仮名)は現代のものとは違い、最初はとっつきにくさを感じるかもしれません。しかし、「万葉集」は“歌”です。皆さんも毎日、いろいろな歌を歌ったり、聴いたりしているでしょう。千年以上前の人々が私たちと同じような感情を抱いているとしたら、興味深いとは思いませんか。
万葉仮名が難しければ、現代語に訳されたものでも構いません。まずは声に出して読んでみてください。恋の歌、別れの歌、お祝いの歌など、たくさんの思いが詠まれています。他の歌集に比べ、「万葉集」には短歌だけではなく、長歌も多く記されています。日本語の持つリズムを味わいながら、読んでみてください。
「万葉集」には4500首以上の歌があります。その中から特に気に入ったもの、心に残ったものを覚えてみましょう。長歌は長いのですが、自分で曲を付けたりすると簡単に覚えることができます。日本語本来の美しさがわかるはずです。
「万葉集」は有名な歌人もいれば、名前も知らない一般庶民が詠んだ歌もあります。また全国各地の様子も描かれています。時を超えても人間の感情や思いは変わりません。昔のことを知ることで、実は今後の生活に役立つことが数多くあります。日本語について、また日本の文化について、新たな気持ちで見つめてみましょう。
渡辺 さゆり
訓点語学/日本語史
田中 幹子
平安文学
荒木 奈美
臨床教育学/日本近現代文学
浅見 吏郎
対照言語学/社会言語学/
日本語と外国語の言語接触について
田中 恒寿
フランス文学
小笠原 はるの
コミュニケーション学/
言語と教育をめぐる思想/翻訳学
川上 淳
北方史/日本近世史
時崎 久夫
英語学・言語学(音韻論・統語論)
高瀬 奈津子
中国北朝隋唐史
張 偉雄
日中比較文学・文化/翻訳論
瀧元 誠樹
スポーツ史/武芸文化論
杉山 暦
言語学/日本語学/認知言語学
民間企業/ヨドバシカメラ、DCMホーマック、マックスバリュ北海道、富士メガネ、エンパイアー、ドン・キホーテ、アインホールディングス、サッポロドラッグストアー、北雄ラッキー、野口観光、ピクニックストーリー、キャスト、常口アトム、イオン、生活協同組合コープさっぽろ、日の丸産業社、日本生命、盛岡タイムス社、さっぽろ青少年女性活動協会、ウェルビー、旭川明成高等学校、学校法人共育の森学園、苫小牧中央高等学校、函館大学附属柏陵高等学校 など
公務員/北海道高等学校教員、北海道特別支援学校教員、北海道公立学校(中学校)教員、自衛隊(航空、陸上、自衛官候補生)、利尻富士町職員 など
(1)日本語、日本文化を学際的に学び、多様化する文化形態や現象を読み解く。
(2)話す、聴く、書く、読むの4技能を生かした日本語表現力を身につけ、自己理解・他者理解に長けた柔軟性のある人材を養成する。
▸ 日本語・日本文化専攻カリキュラムマップ (PDF:559KB)
日本語・日本文化専攻を副専攻を副専攻と認定する場合の条件は以下のとおり。
(1)以下に示す表の科目群から合計20単位以上を修得
(2)科目群Ⅰから「日本語学入門」「文学入門」を含む12単位以上を修得
(3)科目群Ⅱから8単位以上を修得
科目名(単位) | |||
---|---|---|---|
科目群Ⅰ | 日本語学入門(基盤教育科目)(2) 文学入門(基盤教育科目)(2) クリエイティブ・ライティング(2) クリエイティブ・シンキングⅠ(2) 日本・世界文学総論(2) |
日本文学史A(2) 日本文学史B(2) 日本文学概論A(2) 日本文学概論B(2) 日本語概論(4) |
日本語表現論(4) 日本文化概論(2) 日本文学表現論(4) |
科目群Ⅱ | 文学と現代社会A(2) 文学と現代社会B(2) 文学と現代社会C(2) 世界の文学(2) 漢文学(4) 書道(4) 言語学概論Ⅰ(2) 言語学概論Ⅱ(2) |
クリエイティブ・シンキングⅡ(2) 日中比較文学文化概論(2) 日中文化交流史概論(2) 日本史概論Ⅰ(2) 日本史概論Ⅱ(2) 日本文芸文化論(4) 日本文学特講A(4) 日本文学特講B(4) 日本文学特講C(4) |
日本語学応用A(2) 日本語学応用B(2) 日本語学特講A(2) 日本語学特講B(2) 日本語表現演習(4) 日中比較文学文化論(4) 日中文化交流史(4) 日本武芸文化演習(4) |
札幌大学では、豊かな教養と確かな実践力を備え、他者と協力し、未来を切り拓き、地域や世界へはばたこうとする意欲的で多様な価値観をもつ学生を求めています。そのため、日本語・日本文化専攻では、学力の3要素毎に以下のような資質・能力・意欲を持った人物を入学者として受け入れています。
日本語・日本文化専攻 [入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)]については、以下のファイルをご確認ください。