学群・専攻

リベラルアーツ専攻

大人の学びにより、大人になる

学びのキーワード

#人文 #学際 #創造的思考力 #批判的思考力
#自然 #超域 #社会 #教養

政治も、経済も、経営も、法律も。外国語も、歴史も、文学も。
多芸に通じ、人生を生き抜く知恵と耐力を身につける

大学は最高学府、学問を修める場です。学問とは、知の体系、知識の木です。その知識の木の、四方八方、自由に伸び行く一本、一本の枝には、専門知の葉が美しく生い茂ります。それらすべての専門知の枝に水や養分を供給するのがリベラルアーツ。札幌大学のリベラルアーツ専攻では、すべての専門知の基礎となる教養知を学びます。基礎さえ修得すれば、応用は自由自在。さまざまな専門知を総合する力を身につければ、個々の専門知のみにとどまっては解決が難しい超域的な課題にも取り組めるようになります。そうして人生を欲張り、未来に無限の夢を描ける大人になる。そんなアクティブな人のための専攻。それが、リベラルアーツ専攻です。

学びの特徴

複数専攻の本格併修が可能

他の12専攻で展開される専門科目をリベラルアーツ専攻の発展科目(専門)として修得することができます。自専攻のみの専門科目の修得義務を24単位以上に抑え(他専攻では50単位以上)、発展科目の履修を積極的に推奨します。

超域的な課題解決型学習

課題解決型学習とは、自ら課題(問題)を発見し、その解決に向けた道筋を探求していく中で、新しい価値を創造する意欲や資質の涵養に取り組むものです。専攻横断的なリベラルアーツ専攻の学びには、その「現場」が豊富かつ多彩に揃います。

対話による思考力の養成

リベラルアーツの核心は対話です。多学年共同参画型の学習サークル活動である「リベラルアクション研修」では、学生が主体的に他者との対話、自己との対話、自然との対話に取り組み、創造的思考力や批判的思考力を養います。

リベラルアーツ専攻での学び方

1学群13専攻

「万能の就業力」を身につける

リベラルアーツ専攻の教育課程は、他の12専攻の教育課程を包摂するように設計されています。例えば、経済学専攻の教育課程に展開される諸科目は、リベラルアーツ専攻の教育課程においても経済学ユニットの専門科目として学修することができます。リベラルアーツ専攻では、諸科学にわたり、それぞれの専門に特有の分析手法や思考法を身につけます。多くの専門にまたがる複雑な問題にも、一つ一つの専門の枠組みを越え、超域的に創造的思考力や批判的思考力を働かせて対処する「万能の就業力」を培うことを目指します。

リベラルアーツは教養と言い換えられることも多いのですが、教養という言葉には、「博学」や「博識」など、単に知識が豊富であるというような、静的なイメージがつきまといます。しかし、「万能の就業力」につながるリベラルアーツとは、教養そのものではなく、教養を得ていく力のことであり、差異を生み出す能力のことです。一般に創造的思考力、批判的思考力と言われるものがこれに当てはまります。リベラルアーツ専攻ではこうした能力を総称し、またその自律性をも含意する言葉として、「考えるエンジン」という概念を提起しています。

ところで、「創造的思考力」や「批判的思考力」は、どのようにして、「万能の就業力」につながるのでしょうか? そのプロセスは、吹きガラスの工程を思い描くと、比較的容易にイメージできます。吹きガラスは、高温に熱せられたガラスの塊に空気を吹き込むことによって成形されていきます。この、空気を吹き込んで成形していく技こそが、学問におけるリベラルアーツに相当します。例えば、経済学にはマグカップとしての、法学には花瓶としての形があるとして、2つの専門がそれぞれに機能を果たす形に成形されていく際には、リベラルアーツの技、すなわち、吹きガラスの技法が必要となります。リベラルアーツなくして、どの専門にも息吹を吹き込むことはできません。

だからこそ、大学では、どの専攻に取り組む学生にも、リベラルアーツの基礎教育(基盤教育)が義務づけられています。ちなみに、リベラルアーツによって成形される高温のガラスの塊は、「専門の核」のイメージですが、専門に分化していく前の「万能細胞」としての教養のたとえとみることもできます。リベラルアーツ専攻では、こうしたリベラルアーツを専門として学修することにより、一種類のガラスの器をきれいに成形する技術よりも、大づかみでいいから多種類の器を成形する技能を培い、将来どの様な器の制作にも自由自在の取り組める力、すなわち、「万能の就業力」を身に付けることを目指すのです。

4年間の流れ

1年次
基盤教育では、リベラルアーツとともに発展してきた人文・社会・自然・学際の諸科学を俯瞰的に学び、リベラルアーツが発揮する創造的思考力、批判的思考力を体感できます。

リベラルアーツ専攻科目

発展科目
他専攻欄の専門科目
2年次
おもに人文・自然科学について学び、リベラルアーツの基盤を培います。リベラルアクション研修では、「生気」溢れる主体を目標として、「実行力」の体得に取り組みます。

リベラルアーツ専攻科目

基本科目
哲学と倫理/歴史と地理/思想と文学/数理と論理/人間と自然/文化と芸術/スポーツ指導論基礎/スポーツ指導実践基礎/スポーツ競技実習A/社会人基礎実習A
リベラルアクション研修Ⅰa/リベラルアクション研修Ⅱa/リベラルアクション研修Ⅰb/リベラルアクション研修Ⅱb/リベラルアクション研修Ⅰc/リベラルアクション研修Ⅱc
発展科目
他専攻欄の専門科目

ゼミ科目

ゼミナールⅠ/ゼミナールⅡ
3年次
おもに社会・学際科学について学び、リベラルアーツの基盤を広げます。リベラルアクション研修では、「知性」豊かな主体を目標として、「企画力」の体得に取り組みます。

リベラルアーツ専攻科目

基本科目
法と宗教/政治と心理/経済と社会/ゲームと行動/環境と科学/広告と企画/スポーツ指導論/スポーツ指導実践/スポーツ競技実習B/社会人基礎実習B
リベラルアクション研修Ⅲa/リベラルアクション研修Ⅳa/リベラルアクション研修Ⅲb/リベラルアクション研修Ⅳb/リベラルアクション研修Ⅲc/リベラルアクション研修Ⅳc
発展科目
他専攻欄の専門科目

ゼミ科目

ゼミナールⅢ/ゼミナールⅣ
4年次
諸科学を総合する対話について学び、リベラルアーツの基盤を厚くします。リベラルアクション研修では、「信頼」される主体を目標として、「調整力」の体得に取り組みます。

リベラルアーツ専攻科目

基本科目
法と宗教/政治と心理/経済と社会/ゲームと行動/環境と科学/広告と企画/スポーツ指導論/スポーツ指導実践/スポーツ競技実習B/社会人基礎実習B
リベラルアクション研修Ⅴa/リベラルアクション研修Ⅵa/リベラルアクション研修Ⅴb/リベラルアクション研修Ⅵb/リベラルアクション研修Ⅴc/リベラルアクション研修Ⅵc
発展科目
他専攻欄の専門科目

ゼミ科目

ゼミナールⅤ/ゼミナールⅥ

※開設科目については変更する場合があります。

主な科目

リベラルアーツの核心は対話です。人間は、他者との対話、自己との対話、自然との対話などを通じて、創造的思考や批判的思考を身につけていきます。この対話への取組みを学修のあらゆる場面を捉えて促していくため、リベラルアーツ専攻には「リベラルアクション研修」という、多学年合同ゼミを設けます。これは学習版のサークル活動ですが、研修テーマや開講の計画を公募や履修希望アンケートなどによって決定するところから、学生に「対話」を促す仕組みになっています。

その中で、例えば、「リベラルアクション研修」の一つを「日本学」をテーマとして実施することになる場合、日本の文化面に焦点を充てる研修を希望する学生や、逆に、日本の経済面に焦点を充てる研修を希望する学生がいれば、それぞれの小テーマについても、個々に研修に取り組めるように、研修全体を複数のプログラムによってモジュール化することになります。

「日本学」をテーマとしたリベラルアクション・モジュールの例

●リベラルアクション研修Ⅰa~Ⅵa〈日本学-日本学の歴史〉

日本学の歴史を学ぶことにより、欧米における日本学の発展とその限界を知り、より総合的な日本研究の必要性について考察する。

●リベラルアクション研修Ⅰb~Ⅵb〈日本学-日本の文化〉

日本において、漫画やアニメ、絵文字のように、視覚に訴える表現方法が発達する理由を探る。

●リベラルアクション研修Ⅰc~Ⅵc〈日本学-日本の経済〉

漫画・アニメのような文化的コンテンツによる新産業創出において日本が立ち遅れた理由を探る。

時間割例

1年次(春)の主な時間割
2年次(秋)の主な時間割

専門担当教員

岩本 知久
ロシア・スラブ地方研究/
表象文化論

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松友 知香子
美学・芸術学/
近現代ドイツ美術/
近代絵画における
天使像について

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山田 玲良
市場及び政府の
失敗を補う
メカニズムの探求

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