9月8日(火)~11日(金)に本学を会場に「2026年度三大学学生交流課題研究会議」を開催し、鹿児島国際大学、松本大学、本学の3大学の学生が参加しました。
本事業は、2022年にスタートし、今年で5回目を迎える取り組みです。国内の地方都市に所在する大学の学生同士が交流・連携し、地域的・社会的に多様な課題について学生の立場から討議し、将来に向けた効果的かつ実践的な方策を研究することを目的としています。今年度は「地域に対する理解を深め、地域の担い手としての当事者意識を醸成する」ことを到達目標とし、「互いのマチを知ろう!~大学生が地域に関わるきっかけを考えよう~」をテーマに研究を行い、本学からは、石垣蓮さん(英語専攻3年)、越智翔太さん(経営学専攻2年)、渡部香誠さん(経営学専攻2年)の3名が参加しました。
初日はサケのふるさと千歳水族館見学から始まり、開会式では札幌大学ウレシパクラブによるアイヌ演舞が披露されたほか、歓迎会を通じて学生間の交流を深めました。
2日目は、学生ボランティアスタッフ「SU-kip」の案内による大学施設見学が行われた後、札幌市豊平区地域振興課の職員をお招きし、「行政との意見交換会」を実施しました。各大学の学生が、それぞれの地域をフィールドとして行った調査・研究について発表した後、地域の現状や課題について質疑応答やグループディスカッションを行いました。
松本大学は、「大学生の地域活動への参加促進について」をテーマに、松本市役所や地域づくり工房「ゆめ」への聞き取り、松本大学生100人を対象としたアンケートを実施し、学生が地域活動に関心を持っていても、情報不足や参加するきっかけの少なさ、アルバイトや授業との両立などが参加の妨げとなっていることを発表しました。
その上で、「SNSや大学を通じた情報発信」「初心者向け体験イベント」「友人と参加できる企画」等、学生が地域活動を「知る」ことから「関わる」ことに繋げるための方策や、市役所が地域と大学を繋ぐ「橋渡し役」となり、地域・企業・大学・学生が繋がる仕組みづくりについて提案しました。
鹿児島国際大学は、「人口減少自治体(垂水市)の活性化」をテーマに、自治体と協力した活性化事業やゼミを通したフィールドワークについて発表しました。垂水市での現地研修やアンケートを通して、豊かな自然や食、若者も楽しめるアクティビティなど、地域の魅力を再発見するとともに、交通の不便さや体験料金、雨天時の体験の少なさなどの課題についても考察し、若者が地域の魅力を若者目線で再発見・発信し、『行ってみたい・体験したい』に繋げる方策を検討し、具体的な実践として、森の駅たるみずを活用した若者向けのクリスマス企画等を通じ、地域を訪れるきっかけづくりや交流人口の増加に繋げる取り組みを提案しました。
本学は、「地域とボランティアの関わりについて」をテーマに、豊平区のまちづくりや地域活動について調べ、本学学生を対象としたアンケートでは、地域活動やボランティア活動への関心、参加する際に重視すること、参加への障壁などについて調査を行いました。
加えて、豊平区社会福祉協議会の子ども食堂ボランティアやスポーツイベント、ひらぎし子ども食堂等、実際の地域活動にも参加し、活動を通して、時間の調整や初めての環境への抵抗、移動手段等が参加への障壁となっていることを考察するとともに、地域住民が主体となり、互いに支え合いながら活動していることを学びました。
3大学の発表後には、豊平区地域振興課の職員を交え、各地域の課題や大学生が地域に関わるためのきっかけについて意見交換を行い、異なる地域をフィールドに研究した学生同士が、それぞれの調査結果や提案を共有することで、自分達の地域を客観的に見つめ、新たな視点から地域との関わり方を考える機会となりました。
最終日の成果発表では、3大学合同で研究成果に関する発表を行い、各地域での調査や活動を通して得た気づきを共有し、学生同士で意見を交わしながら、地域と大学生の関わり方について考えを深めました。
今回の交流を通して、学生達は自分達の地域を見つめ直すとともに、異なる地域で学ぶ学生との交流を通して新たな視点を得ることができました。地域の課題を自分ごととして捉え、実際の地域活動に参加することで、地域と関わることの意義や可能性について学ぶ貴重な機会となりました。
なお、次回の三大学学生交流課題研究会議は、鹿児島国際大学での開催を予定しています。
お問い合わせ先
学務部 地域連携課
TEL:011-827-5877



