社会連携・地域貢献

札幌大学公開講座

札幌大学では、地域に開かれた大学を目指し、教育研究上の成果を広く地域住民の方々に還元することを目的に公開講座を開設しています。

2021年度札幌大学公開講座(全5回)

第一回

言語の類型とリズム

時崎久夫

無数にも見える世界の言語には類型(パターン)があり、強弱のリズムが語順などの特徴を決めているという私の研究について、お話します。世界にはいくつの言語があるのか、動詞-目的語(drink tea)あるいは目的語−動詞(お茶を飲む)などの語順は世界でどのように分布しているのか、そして単語の強弱パターンは言語でどのように違うのか、これらをカラフルな言語の世界地図で示し、語順と強勢リズムが相関していることを述べ、なぜ語順とリズムが関係しているのかを説明します。

第二回

千島通史の研究

川上 淳

千島(「北方4島」を含む)には、先史時代から人びとが住んでいました。しかし、それらを詳しくまとめた「千島通史」はありませんでした。千島の歴史を長年研究してきた私は、2021年に『千島通史の研究』を出版しました。この本では史料を多く使い、人びとの営みや、その場所を彷彿できるように心がけました。また、図表などで本文を補っています。今回の公開講座では、この本の内容の一部をご紹介いたします。まず先史時代の遺跡の場所を一覧し、江戸時代に作成された地図を見てみます。さらに、そこに住んでいたアイヌの人々や、日本とロシアの進出の歴史も詳しく説明し、近代の集落や産業の情況も解説します。