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北海道赤れんが庁舎でマンガ表現企画を開催しました

2025年9月30日 学生の活動

令和7年9月13日(土)・14日(日)に北海道赤れんが庁舎において、マンガの「語られない表現」に焦点を当てた企画イベント『大学生が描く、マンガミュージアム@北海道の未来図 Episode1』(主催:札幌大学 地域共創学群 日本語・日本文化専攻 荒木研究室、共催:NoMaps実行委員会、札幌市)を開催しました。

メインイベントでは、3名の研究者による鼎談「語らないことの力を読む」を実施し、マンガにおける沈黙や余白が作品にもたらす効果、読者の想像力を引き出す技法などについて、多角的な議論が交わされました。

「語らないことの力を読む」参加者コメント

  • 説明をしない、余白で、白黒で、シンボルで伝える方法は漫画ならではで、これから漫画を読むときにもっと意識しようとおもいました。
  • あえて何も描かないのも漫画では大切なんだなと思いました。
  • コマ割りや作品への解像度が上がってよかったです。
  • 日本文化、文学に通づる日本独自の繊細な表現だと再認識しました。

併設企画として、学生によるマンガ研究ポスター展示「読むことの実験室」、創作作品の展示即売、脱出ゲーム、ガーデンでの「静かな我楽多市」を同時開催しました。さらに、詩人による即興ライブや詩作ワークショップ、文学マンガをモチーフにしたオリジナルメニューを提供する喫茶など、学生のアイデアを活かした多彩なコンテンツが来場者を楽しませました。

来場者コメント

  • 漫画が好きな色んな年代の人が集まってお話をする機会がないので新鮮で楽しかったです。
  • 漫画について語り合うことがなかったので新鮮でした。
  • マンガミュージアムを作りたいという熱量を感じました。

本企画は、「北海道にマンガミュージアムをつくりたい」という学生主体の取り組みの第一歩であり、世代を超えてマンガ文化の可能性を共有する貴重な機会となりました。
本イベントは「大学生が自分の『好き』で社会を元気にする新たな創造の場をひらく」事業として、札幌市「大学と民間企業等との連携による公益的事業の推進補助金」の助成を受けて実施しました。

問い合わせ先

荒木 奈美 教授
E-mail:araki-na@sapporo-u.ac.jp

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