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プレスリリース

2009.11.13

学生発案型授業の開設を進めています

札幌大学は、FD活動の一環として、「学生発案型授業」の開設を進めています。

学生発案型授業とは、学生が自ら学びたい授業を企画し、教員と協働しながらテーマや内容を組み立てて実施する授業です。学生中心の大学づくりの1つとして、学生の能動的な学びの意欲に応えるとともに、学生が自ら授業を企画し形にしていくプロセスを通じ、学生の企画立案能力、問題発見・解決能力などを養うことを目的としています。

このような試みは、岡山大学や立教大学などでも行われており、ドラえもんを科学的に分析する授業「ドラえもんの科学」(岡山大学)など、学生の発案による授業が開講されてきています。北海道ではまだ導入例はなく、札幌大学が道内において先駆的な取り組みとなるよう検討を進めています。

本格導入へのステップとして、平成21年度秋学期から学生発案型授業のプレ講義を開始しました。テーマは「かしこい消費者になろう!」で、毎週金曜日5講時(16:20~17:50)に自由に参加できる形式で行っています。この講義は学生FD委員会が中心となって授業テーマと内容を設定したもので、講義の運営を通して学生発案型授業の課題などを探っています。札幌大学では、平成23年度から全ての学生が履修できる共通科目(一般教養科目)の1つとして学生発案型授業の開設を目指しています。

【学生発案型授業プレ講義】

テーマ 「かしこい消費者になろう!」
担当教員 法学部法学科准教授 梶浦 桂司
日時 毎週金曜日 5講時(16:20~17:50)
場所 札幌大学2号館2階 2213教室
授業概要 商品やサービスの売買契約に際し、悪質業者による消費者被害が多く発生している。実際の事例から問題点や騙されないためのポイントを学び、正しい知識を身に付け、自立した「賢い消費者」となることを目指す。

【FD活動】

FDはFaculty Developmentの略。大学における授業内容や教育方法などの改善や向上を目的とした組織的な取り組みの総称。2007年度から大学院教育で、2008年度からは学士課程教育で取り組みが義務化されました。札幌大学では、学生による授業評価アンケートの実施、教員相互の授業参観、授業方法の研究会・シンポジウムの開催などにより、教育の質向上に取り組んでいます。

【札幌大学学生FD委員会】

大学をより良くしたいと集まった学生有志の団体。現在10人により活動しており、本学のFD活動を推進する組織である札幌大学FD推進委員会にもオブザーバーとして参加しています。学生サービスや授業などをテーマに学生と教職員が自由に議論し合う「サツトーク」を企画・開催し、学生からの意見を発信しています。

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