北海道札幌丘珠高等学校との高大連携事業の一環として、本学学生3名が同校を訪問し、3年生の選択科目「地域文化研究」を受講する生徒43名を対象に出前講義を行いました。
本事業は、本学の教職員および学生が高等学校を訪問し、教育交流を通じて大学と高等学校の相互理解を深めるとともに、生徒の学習効果の向上を図ることを目的としています。同校では、平成17(2005)年度から継続して実施されている取り組みです。
本講義では、「異文化理解」を広義に捉え、本学の多様な学びを紹介するとともに、高校生と本学学生との積極的な交流を図りました。全8回の講義のうち、第8回にあたる12月8日(月)には、中国およびモンゴル出身の外国人留学生2名と、フィリピン・セブ島への短期留学経験をもつ日本人学生1名が講師を務めました。
講義では、日本と母国における文化や価値観の違い、留学や学生生活を通じて挑戦してきた経験について、学生自身の視点から紹介しました。今回の出前講義を通じて、本学学生にとっても、自身の文化的背景や留学経験を振り返り、考えを言葉にして伝える貴重な学びの機会となりました。
高校生からは、大学生のリアルな体験談を通じて異文化理解を深めるとともに、大学での学びやキャンパスライフをより身近に感じ、将来について考えるきっかけになったとの声が多く寄せられました。
高校生の感想
- 留学や外国への関心はありませんでしたが、今回の話を聞いて、異文化交流をしてみたいと思いました。
- 日本との違いを知ることができて良かったです。まずは積極的に興味を持つということを大切にしていきたいです。
- それぞれの留学に対する思いに共感することが多く、皆さん素敵な目標を持ちながら、自分のやりたいことに挑戦していて、とても楽しそうで輝いて見えました。
第1回 10月6日(月)
大矢 温 教授「ウクライナ戦争・国際政治と国際法」
第2回 10月14日(火)
William Green 教授「Insight into Britain」
第3回 10月21日(火)
瀧元 誠樹 教授
「なぜラグビーやアメフトはボールを手で投げるのにフットボールと呼ぶのか?」
第4回 10月27日(月)
Alan Bossaer 教授「Interesting Points About Canada」
第5回 11月10日(月)
浅見 吏郎 教授「『音楽』という文化」
第6回 11月17日(月)
田原 博幸 准教授
「現代英語の音の変わり方-活字と音のギャップを埋めるポイント-」
第7回 12月1日(月)
岩本 眞樹 専門員
「ロシアの魅力を探る:文化、習慣、名所」
第8回 12月8日(月)
地域共創学群1年 アマルザヤ・アヌダリさん
「母国の紹介【国籍:モンゴル】」
経済学専攻4年 ヒョウ・セイカイさん
「母国の紹介【国籍:中国】」
経済学専攻4年 中嶋 しずくさん
「短期留学について【留学先:ラプラプセブ国際大学(フィリピン・セブ島)】」
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問い合わせ先
企画部 地域連携課
TEL:011-827-5877
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