就活ハラスメントとは、企業に勤めている人が採用担当という立場を利用し、就職活動中の人にハラスメント行為をすることです。ここ数年ハラスメント被害は拡大しており、男女問わず20代の約1割、2割の人が経験しているそうです。ハラスメントの多くは、セクシャルハラスメントや就職活動を終わらせようとするオワハラ(就活終われハラスメント)です。セクシャルハラスメントの例としては、採用担当者から連絡先を聞かれ社外にて2人だけで会うことを強要したり、面接試験で男女差別やセクハラにあたる質問をするといったケースが挙げられます。オワハラの例としては、他に受けている企業の選考を辞退しないと内定を出さないと強要したり、すぐに内定を承諾しないと内定を取り消すと脅しをかけたりするといったケースが挙げられます。その際は、日時、場所、関係者、具体的言動を記録しておいてください。就職活動中はもちろん、もし内定承諾書にサインをした後でも、ハラスメントを受けたと感じることがあったら就職担当者に至急相談してください。
最近ではSNSを利用する人が増えており、20代では9割以上の人が何らかのSNSを利用していると言われています。SNSの利用は自身の就職活動にも影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。企業の中には、面接ではわからない応募者の普段の生活スタイルや考え方などを参考にしたいという理由から、SNSの情報を閲覧することがあるようです。全ての企業がSNSの確認を行っているわけではありませんが、閲覧されている場合もあるということを念頭に置いておきましょう。SNSは世界中の誰もが閲覧できるので、見られてマズイと思うような内容は投稿しない方が無難です。他人を傷つけるような誹謗中傷や、よくニュースでも取り上げられるお店の商品にいたずらをする動画の投稿など、常識的に考えてやってはいけないことの区別をはっきりと持たなければいけません。また、採用試験などで知り得た企業の内部情報を投稿することも絶対にやめましょう。場合によっては法に触れることもあります。SNSを正しく活用すれば、貴重な情報を手に入れることもできるので、取捨選択をして、今必要なものだけ選択していける力も大切です。