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札幌大学総合研究所からのお知らせ

2010.07.21

札幌大学附属総合研究所講演会を開催します

札幌大学附属総合研究所では、下記のとおり、9月と11月に講演会の開催を予定しております。 9月開催分については、道民カレッジ連携講座「教養コース 2単位」に認定され、11月分については、現在申請中です。みなさんのご参加をお待ちしております。

第1回札幌大学附属総合研究所講演会

「ドストエフスキーと現代―黙過と共苦―」

グローバル化時代の特徴の一つとは、世界のさまざまな災厄に関する情報を瞬時にして手に入れることができる点にある。私たちがそこでとる態度は、基本的に「黙過」である。要するに、黙って見過ごすのだ。
ドストエフスキーは、その作品世界で、この「黙過」という非行為のもつ罪悪性を追究してきた。その動機とは、果たして何だったのか。本講演では、『罪と罰』を中心に、作家がその克服の道をどう模索していたかについて考える。

開催日時:平成22年9月25日(土)15:00~17:00

講師:亀山 郁夫 氏 東京外国語大学学長

講師紹介:現代日本のロシア文学者。1949年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。2007年から東京外国語大学学長。専門はロシア文化・ロシア文学。NHKテレビ『ロシア語会話』の講師などを務めた。2008年、ロシア語・ロシア文化研究の普及に貢献した外国人に贈られるプーシキン・メダルをモスクワ・クレムリンにてメドベージェフ大統領から授与された。近年はドストエフスキーの翻訳でも有名。
コメンテーター 望月 哲男 氏 北海道大学スラブ研究センター教授
会 場 札幌大学プレアホール(2号館3階)

第2回札幌大学附属総合研究所講演会

「高知県民の北海道開拓ー北見・北光社を中心にー」
明治期に北海道開拓のために集団移住してきたキリスト教的団体がある。その中から高知県(土佐)から移住した二つの団体、つまり坂本龍馬の甥で自由民権運動の闘士であった坂本直寛をリーダーとする北見・北光社、そして坂本の同僚で国会議員であった武市安哉をリーダーとする浦臼・聖園農場を取り上げ、その移住動機や移住の経緯、移住後のコミュニティ形成の特色などについて述べる。

開催日時:平成22年11月10日(水)10:40~12:10

講師:白井 暢明 氏 旭川工業高等専門学校名誉教授
講師紹介:1943年北海道室蘭市生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程(哲学)中途退学、北大文学部助手、旭川工業高等専門学校教授、名寄市立大学教授を経て、 現在名寄市立大学非常勤講師、旭川高専名誉教授。著書としては、『未来を拓く北海道論』(平成8年,ぎょうせい)、『北海道開拓者精神とキリスト教』(北大出版会,平成22年)などがあり、現在月刊誌『北方ジャーナル』に「北海道独立論」を連載中。
会場:札幌大学3号館(予定)

<お問合せ先>
〒062-8520 札幌市豊平区西岡3条7丁目3番1号
札幌大学附属総合研究所 (学術情報オフィス)
TEL 011-852-1181(代表)E-mail su-soken@ofc.sapporo-u.ac.jp

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