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文化学部からのお知らせ

2013.07.18

下川ゼミが長野県でフィールドワークを実施します

8月6日(火)から13日(火)まで7泊8日の予定で、文化学部・下川和夫教授のゼミナールが以下のテーマに沿ったフィールドワークを行います。

 

ゼミナール研究テーマ:「長野県・諏訪盆地の'建てぐるみ'の地理学的研究」

 

諏訪盆地一帯には、土蔵を母屋で包み込むように建てる「建てぐるみ」と呼ばれる民家があります。母屋の北西の隅に置かれた土蔵は冬の冷たい北西風をブロックし、夏の暑い西日を遮る効果があり、狭い敷地の有効利用にもつながります。「建てぐるみ」は山間盆地の寒暖の差が激しい風土のもとで生まれたエネルギーを浪費しないエコな住み方です。

また数年前にゼミ合宿で調べた秋田県の「水板倉」は、谷川や湧水の冷熱を利用して米や味噌を保存する工夫で、ここでも自然エネルギーの有効利用がさりげなく行われていました。

このような電力に頼らず化石燃料を使わず、自然とうまく折り合いを付け、自然を上手く利用してきた省エネの知恵は各地で知られていますが、残念ながらその多くは、失われ忘れ去られつつあります。しかしこの度の東日本大震災と福島の原発事故は、電力需給の問題に限らず社会システムの根幹からの見直しを迫っています。そんな中、農村の素朴な省エネの知恵は、これからの生き方、社会の在り方を模索する上で参考になるはずです。このゼミ合宿では、フィールドワークを通して失われつつある先人の知恵を掘り起こし、私たちの生活の仕方、社会の在り方を考えるヒントを得たいと思っています。

 

【日時】8月6日(火)~8月13日(火)

【場所】長野県茅野市・諏訪市

【問い合わせ】札幌大学学生支援オフィス文化学部 TEL:011-852-9130