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Class report 【授業レポート】

コロナ禍の中、大学で友達や仲間を作る方法を考えよう 札幌大学副学長(教務担当)瀧元 誠樹 教授

課題

コロナウイルス感染拡大の観点から、今、多くの大学では通学や部活動などを制限し、オンライン授業に切り替えています。こうした中で、マナーや社会的な注意点を守ったうえで、皆ができる友達作りの具体的な方法をプレゼンテーションしてください。

考えるポイント
■まずはテーマを深堀

友達づくりは皆がイメージしやすいテーマ。でも、一度立ち止まって「そもそも友達とは?」を考えてみよう。

■目標・課題を設定しよう

目標は大学で友達を作ること。では課題とは?

■解決策を考えよう

どうしたら課題を克服して友達ができるのか。そのためのツールや、工夫は?

授業での発表までの流れ
1

5人から10人のグループに分かれ、ディスカッション。ほとんどが初対面同士の中、意見を出し合い、情報収集して、どのような内容で発表するかを考えていきます。

2

プレゼンテーションは、根拠を立て説得力の高い発表ができるかも大事です。同時に学修している「クリティカルシンキング」「ロジカルライティング」で学んだことを活用して、論理的に相手を説得する方法を考えていきます。

3

課題が出てから数週間後、グループごとに話し合った結果を資料にまとめ、発表します。発表を聞いているグループは、各グループを点数で評価。全員の点数を集計し、一番得点の高かったチームを1位として発表します。

1位チームの発表内容

この課題で見事1位に輝いたチームは、友達とは何か、どこで、どうやって作るかをSNSを使ったアンケートで情報収集し、わかりやすくまとめています。

■友達とは?

友達とは何かをあらためて考え、定義するため、SNSでアンケートを行い集計。その結果「互いに心が許せる存在」「何でも話せる人」という結論に。

■友達作りのポイントは「共通の趣味・興味」

SNS上では、共通の趣味・興味があるとコミュニティができ、友達になるきっかけが生まれる。「趣味でつながる」は大きなポイント。とある大学では、SNSでバスケが趣味の在学生がコミュニティを作り、友達になったという例もある。

■アルバイトでの友達作り

アルバイトで友達ができた人にアンケートすると、「接客業」「フェス」のアルバイトが多いことが判明。学生が多く同年代の人が集まりやすい「接客業」や、共通の趣味の人が集まりやすい「フェス」のアルバイトは友達作りに良さそう。

▲実際に授業で使用したスライドです。

TEACHER'S COMMENT

情報収集がとても上手です。独自にアンケートを作成したり、事例を集めたり、説得力のあるプレゼンのための工夫が見られますね。また、チームワークも良いです。メンバーそれぞれが役割を果たしており、うまく役割分担できていると思います。
さらなるレベルアップをめざすなら、友達の作り方がわかった後、どう行動するべきか?のメッセージを加えてみましょう。プレゼンは発表して終わりではなく、次の行動につなげてこそ。発表の機会をたくさんこなして、スキルをどんどん磨いていってください。

学生インタビュー
「自分の強みに気づけた授業」

経済学専攻1年 後藤駿典さん

グループ全員が初対面でのスタートでした。グループで話すときもはじめは緊張して話がなかなか発展しませんでした。そこで1人ずつ話すのではなく、まずは隣の人と1対1で話をしてみるところから始めたところ、少しずつ会話の輪が広がり、意見が飛び交うようになりました。ディスカッションで工夫した点は、出た意見を一切否定しないようにすること。出てきた言葉を一つ一つ大切にしながら、結論まで導いていきました。
グループワークによって他の人の意見を聞くことで、自分の考えの偏りに気づいたり、自分の考えをさらに深めることができるとわかりました。自分は何ができるのかを考え、自分の長所や短所、得意・不得意などを知ることができるのは、みんなで一つの目標に向かってコミュニケーションしたからこそだと思います。今後の授業にも生かしていきたいです。