社会連携・地域貢献

模擬講義テーマ一覧

講義テーマ【授業科目・専門分野】 講義内容 学問領域 職名 講師
現代英語の音の変わり方
―活字と音のギャップを埋めるポイント―
【英語I、英語II】
書かれていると簡単な英語なのに、それを聞いた時にはわからなかったということはよくあるものです。
単語の単独の場合の発音と文の中で発音される場合の音との違いが、どのようになっているのかについて具体例を通してお話します。
外国語学系 准教授 田原 博幸
ウィキペディアを地域貢献に活かす方法
【生活と情報入門】
みなさんは、Wikipedia(ウィキペディア:インターネット百科事典)を利用していますか。
札幌大学女子短期大学部経営学科では、Wikipediaの基盤技術であるMediaWikiを利用し、
クラウド環境に情報(手軽に調べられる情報の電子化)を構築しています。
現在、構築中の月寒地区を例に説明します。
・Wikipedia(ウィキペディア:インターネット百科事典)とは
・地域で残しておくべき、情報とは
・北海道新聞に掲載された内容とは
・MediaWikiを利用したマニュアルとは
・月寒Wikiで構築されている情報とは
文化学系
社会学系
経営学系
教授 小山 茂
拝啓 日本国総理大臣さま
【行政学・国際関係】
戦後政治の軌跡をたどり、現代日本政治の特質を明らかにする。
そこからは政・官・財からなる"鉄の三角形"という姿が浮かび上がってくるにちがいない。  また、日本の政権がもっとも重視するアメリカとの関係についても、日米首脳会談での議論を中心にふれてみたい。
それによって、いまなお日本外交の実態が「対米追随」であるという事実が明白となろう。
 さらに、本講義では、現在の国際情勢についても十分留意する予定である。
文化学系
法学系
教授 浅野 一弘
日本の常識は、アメリカの"非"常識
【政治学・国際関係】
日本では、ほぼ毎日、アメリカに関する情報がメディアから流れている。
それゆえ、 われわれは、 アメリカのことについて十分な知識を有していると考えがちだ。
 しかも、われわれが、アメリカについて論じる場合、日本とおなじ制度を前提にして、話をすすめている。
だが、これは、大きなまちがいである。
 そこで、本講義では、2008年度の国外留学で得た経験をもとに、いくつかの事例を紹介しつつ、われわれが常識と思っていることが、アメリカ人にとっては非常識であるという事実を明らかにしてみたい。
人文学系
文化学系
法学系
教授 浅野 一弘
日本語と英語の違い
【ビジネス英語】
英語と日本語では、どんなところが違うのか、どんなところが似ているかを考えてみます。
例えば、ものを数えるとき、色を表現するとき、鳴き声を聞くときなどを示します。
 そして、なぜ私たち日本人が英語を勉強しなければならないのか、今までの常識とは違った視点から考えてみましょう。
外国語学系
経営学系
教授 浅見 吏郎
「心理学よりも人生に役立つ(かもしれない)文学研究」
【日本文学論Ⅰ】
短編小説の中に出てくる登場人物の心の動きに着目しながら、表面の物語にはあらわれない「隠された物語」を探しに行く。 文化学系 教授 荒木 奈美
「こんなにおもしろい国語教科書」
【国語科教育研究】
国語の教科書に出てくる小説教材を取り上げ、語り手が抱える問題点について参加者とともに考える。 教育学・教員育成学系
文化学系
教授 荒木 奈美
ボランティアと「まちおこし」
【ボランティア実習】
ボランティア活動を利用して、「まちおこし」を実施する方法。
手作りコンサートや地域ボランティアの例を取り上げ説明する。
また、「地域産業連関表」を用いてボランティア活動や「まちおこし」が「どれほど地域に役立っているか?」を具体的にシミュレーションする。
さらに、受講者自身の計画を、シミュレーションし、貢献度を計測する。
社会学系
経済学系
教授 飯田 隆雄
「わがまま」と「幸福」
【マクロ経済学】
個人の「わがまま」の追求が社会全体の「幸福」につながるまでを説明する。
個人の自由な行動が、経済活動にとって何故大切かを科学的に説明する。
一人一人の真摯な生活姿勢が、国民全体の幸せに繋がり、それが世界全体の幸せに
繋がることを明示し、持続可能な地球環境を維持しながら、平和で幸せな世の中を維持出来ることを明らかにする。
経済学系 教授 飯田 隆雄
貨幣・証券・保険
【金融論】
貨幣・証券・保険と経済の仕組みについて実践的に理解できるように説明する。
東京証券取引所が提供する株式取引ゲームを実施する。
このゲームを通して、貨幣・証券・保険の仕組みを体験しながら理解していただく。
(条件:インターネット環境があり、2回の時間を提供下さること)
経済学系 教授 飯田 隆雄
お金と金融機関
【金融論】
金融機関の不良債権問題とお金の流通、経済のしくみ・・・を説明する。
また、政府の財政、金融政策や、消費者金融サービス産業が銀行と提携して個人ローンに参入した背景などを説明する。
「お金に支配されない」ためにはどのような生活が大切か?お伝えする。
経済学系 教授 飯田 隆雄
「オブジェクト指向プログラミングの考え方」
【情報科学】
コンピュータ・プログラムは人がコンピュータに与える命令書です。
プログラムを記述するための専用の言語をプログラミング言語といいます。これまで多くのさまざまな言語が開発されてきましたが、実はそれらは大きく2つに分けられるのです。
一つは手続型言語、もう一つは非手続型言語と呼ばれています。
最近、プログラマーの間で人気のあるJavaやRubyという言語はオブジェクト指向言語といわれていますが、
これは大きく分けると非手続型言語に所属します。
オブジェクト指向は従来の手続型言語に比べると、人間の思考方法に沿った文法をもっています。
 オブジェクト指向とはどのような考え方で、どのように問題をプログラム化していくのかについてやさしく紹介します。
経営学系 教授 伊藤 公紀
大気化学反応と地球環境
【環境科学論、理論化学】
地球温暖化や成層圏オゾンの枯渇現象に代表される将来の地球大気環境の変動を
予測するために、計算機シミュレーションによる大気化学反応のモデリングがおこなわれています。
このような計算の結果は地球環境問題への対策を講じるための重要な手がかりになりますが、正しいデータにもとづかない計算結果は誤った将来予測をもたらします。
したがって、個々の化学反応にかんする信頼性のあるデータを得ることが求められています。
 今日、わたしたちは化学反応についてどこまで理解してきたのでしょうか。最近の実験や理論研究の成果にもとづいて解説します。
経済学系 准教授 稲垣 陽介
資産とは何か?
【会計情報論】
近年、我が国の会計制度は、米国および国際会計基準(グローバル・スタンダード)に歩み寄るかたちで、大幅に改正され続けています。
このことは、企業に対して、利害関係者が適切な判断を行えるような会計情報の作成および開示への期待が社会的に高まってきた証拠であるといえます。
会計学の考え方のなかでも特に資産概念を取り上げ、それと関連する会計基準も紹介しながら講義を行います。
経営学系 教授 岩橋 忠徳
財務諸表監査と企業不正
【会計学】
財務諸表監査とは、監査人が独立的な立場から企業の作成する財務諸表に対して適性であるか否かという意見を表明し、財務諸表の信頼性を保証することです。
近年、国内外ではエンロン、ライブドアなどといった企業による不正 (粉飾決算) があとをたちませんが、財務諸表監査はこのような企業不正と非常に関係があります。
米国および我が国における財務諸表監査に関して、特にリスク・アプローチ監査や財務諸表監査の基礎となる内部統制の構築を中心に講義します。
経営学系 教授 岩橋 忠徳
Youth Culture in Britain
【British Studies】
Youth culture is a relatively new development, in that it only really began after the Second World War.
Before then, young people were considered to be children until they were about 16 years old, or until they started work, whichever came first.
At that point they became adults.
There was no such thing as a teenager.
In this talk (which is given in English), I trace the history of youth culture in Britain, from the Teddy Boys of the 1950s to the trends of the 21st century.
外国語学系 教授 ウイリアム・グリーン
日本企業のアジア進出
【企業論】
私たちは、グローバル化の時代に生きている。
日本企業の進出がアジア経済にどのようなインパクトを与えたのか。
日本的経営はアジアにどう受け入れられているか。
中国に焦点をしぼって実例を使って考えてみたい。
経営学系 教授 汪 志平
ロシア学入門 ( 「ロシア」 ってどんな国?)
【国際文化】
日本について「フジヤマ・ゲイシャ」しか知らない外国人がいたら、「日本ってそんな国じゃないよ」と言いたくなりませんか?
それと同じ。
北海道に来る船員さんだけがロシア人ではありません。
極東地方だけがロシアでもありません。
ロシアは多様で広いのです。このように多様なロシアを様々な切り口で理解しよう、というのが「ロシア学」なら、この講座はその入門編。
ステレオタイプ的なロシア理解から一歩踏み出すための講座です。
文化学系 教授 大矢 温
霊はいるか?近代的思惟とは何か?
-「コックリさん」を通してみるロシアと日本の近代化-
【ロシア事情、ロシア政治思想史】
あなたは「コックリさん」を信じますか?では、占いは信じますか?
霊はいるでしょうか?
実は19世紀の末、ロシアで「コックリさん」に最先端の科学の可能性を見ていた人がいました。
従来の科学で説明できないのなら、そこに新しい科学的発見の可能性があるだろう、というわけです。
今日の私たちにとっては迷信と考えられる「コックリさん」が引き起こした論争を通じて、近代的なものの考え方について考えてみましょう。
文化学系 教授 大矢 温
会計とコンピュータ
【管理会計論】
・コンピュータの会計への影響
・大学におけるコンピュータ会計教育?現状と展望?
・インターネットによる会計情報の公開
・XBRLの可能性
 など。
具体的な内容については、相談のうえ、決めたいと思います。
経営学系 教授 小野 保之
受身文はいつでもできるのかな
【英語学特講、認知言語学】
a book on the desk (机の上の本) とは言えますが、a desk under the book (本の下の机) という表現は普通使われません。
またa bicycle near the house(家の近くの自転車)は言えますが、a house near the bicycle (自転車の近くの家) とは普通言いません。
この現象はものの見方 (認知) と言語表現が密接に関連あることを示す例なのです。
Bookとdeskではbookの方が、またbicycleとhouseではbicycleの方が 「目立つ」 のです。この 「目立ち度」 を考えるといろいろな文法現象が説明できます。
例えば受身文はいつでも作れるわけではありません。
The car hit the tree. は問題ありませんが、 The tree was hit by the car.は特別な理由がないと使いません。
これも私たちがcarとtreeではcarの方が 「目立つ」 ことが関係しています。
同時に面白いのはThe treeが何らかの意味で 「目立つ」 ものとして捉えられると、受身文がOKになります。
さらに二つの文を分詞構文でつなげる時にどちらをing (分詞) にするかもこの「目立ち度」で説明できます。
文法は決して人間から切り離されたつまらないものではありません。
文法の裏側には人間のものの見方が垣間見えるのです。
この講義では有名な 「ルビンの盃」 などの反転図形も紹介しながら文法を楽しみたいと思います。
外国語学系 教授 景山 弘幸
「たい焼き」と「たこ焼き」:メタファーとメトニミー
【英語学特講、認知言語学】
「山のふもと」のことを英語ではfoot of the mountain (文字通りの意味は「山の脚」)と表現します。
また日本政府とアメリカ合衆国政府が協議することを、 talks between Tokyo and Washingtonと表現する場合があります。
この二つの例は共に文字通りの意味をずらした表現で一般に「比喩」と呼ばれます。
ただしこの二つには違いがあります。「ふもとはfoot(脚)のようなものだ。」
は成り立ちますが、「日本政府はTokyo(東京という地名)のようなものだ。」はどこか変です。
この講義では、これらの例を含む比喩表現を単なる「言葉の彩」ではなく、
メタファーとメトニミーと呼ばれる我々の「心の働き」としてとらえます。
英語の例だけでなく、例えば「月見うどん」と「きつねうどん」の違い、「たい焼き」と「たこ焼き」の違いについても考えます。
外国語学系 教授 景山 弘幸
マイナンバー使ってる?
~マイナンバーの利用とプライバシー
【民法】
2016年から始まったマイナンバー制度ですが、未だに一般に浸透しているとは言えません。
マイナンバー制度とは、どのような制度か?マイナンバーを持つとはどういうことなのか?
よく言われる、個人情報の流出などの問題は本当にあるのか?
など、多くの疑問について考えていきます。
法学系 教授 上机 美穂
秘密がバレた!そんなときどうする?
【民法】
人は誰でも他人には隠しておきたい、秘密をもっています。
もし他人に知られたくないことが、何かの拍子でばれてしまったら、法律は何か助けになるのでしょうか?
 インターネットをはじめとした、さまざまな情報ツール(媒体)は、私たちの生活を豊かにしてくれたといわれます。
その反面、情報流出や掲示板による誹謗中傷など、ネット上の秘密の暴露あるいは個人情報の公開も問題となっています。
 このような問題から身を守る方法、そしてトラブル対処について、法律の一分野である、民法から考えてみます。
法学系 教授 上机 美穂
校則違反と自己主張
【民法】
校則違反をすると、謹慎や停学などの罰が科せられます。
しかし頭髪規則を破った一部の生徒はこう言います「髪型は個人の自由だ」と。世の中には、守らなくてはならないルールがあります。
他方、人がどういう外見をするかは、他人が決めるものではなく、自分自身が決めることができるはずです。
 それならば、なぜ校則があるのでしょうか?さらに、個人の自由だからといって、人はどんなことをしても許されるのでしょうか?
 この講義では、法律と自己主張の関係を、校則のうち特に服装・頭髪規則と自己主張の関係から考えていきます。
法学系 教授 上机 美穂
最初の日ロ交渉
-ラスクマンの蝦夷地来航-
【北方史】
鎖国中の江戸時代の日露関係史を概観し、第1回遣日使節ラスクマンの蝦夷地来航と
日ロの交渉、ラスクマンに送還された還流民大黒屋光太夫らの果たした役割を述べ、その後の日本の対外関係を考察し、現代的課題をも展望する。
人文学系 教授 川上 淳
アイヌ民族最後の武力蜂起
-クナシリ・メナシアイヌの戦い-
【北方史】
アイヌ民族の3大蜂起の最後にあたる1789年の「クナシリ・メナシアイヌの戦い」を史料から検討し、
江戸時代の場所請負制度とアイヌ民族との関係、奥蝦夷地の江戸時代の様子、戦いの原因、戦いの経緯、戦い後の蝦夷地とアイヌ民族について等々を述べる
人文学系 教授 川上 淳
環境問題を整理する:アポロとラーの対話は可能か?
【環境社会論、法社会学、法人類学】
環境問題は、身近なゴミ問題から地球温暖化まで広範かつ複雑な問題を含んでおり、これらの問題をきちんと考えて、
環境に悪いことをしないで生活しようとすれば、現在の私たちの生活を全部見直さなければならないほどです。
「グローバルに考え、ローカルに行動しよう」という標語がありますが、私たち個人が真面目に考えようとすればするほど、
どうして良いのかわからなくなってしまうという面があるのです。この講義では、アポロ11号と葦舟ラー号の体験を用いて諸問題を整理してみたいと思います。
社会学系 教授 北構 太郎
古代の走幅跳はどんな跳び方?
~ガーディナー『ギリシアの運動競技』~
【スポーツ史】
スポーツはどの時代にも存在していた。
古代・中世・近代・現代、いずれの時代も。
そして古代のスポーツで最も注目されるのが古代ギリシアで行われていた古代オリンピック。
古代オリンピックではどのような運動競技が行われていたのか?
今の競技とはどのような違いがあるのか。
スポーツ技術の違いを歴史的に説明していきます。
体育学・健康科学系 教授 金 誠
黒人アスリート問題を考えよう
~「人種」概念とスポーツ~
【スポーツ史】
「黒人は運動ができる」、「黒人は泳げない」というのは本当だろうか?
黒人アスリートの運動能力論争のなかで人種差別の問題とスポーツがどのように語られてきたのか。
グールドの『人間の測りまちがい』も参考にしながら、人種と身体・スポーツの問題について考えてみます。
体育学・健康科学系 教授 金 誠
若い心で世界へ羽ばたいて
【英語コミュニケーション論】
これからは「国際人」よりも「地球市民」を目指す時代です。
今後ますます増えていく海外との交流や海外滞在に必要になってくる知識を学びましょう。
「国際化・ボーダーレス化・グローバリズム」「地球市民」「海外との交流によるカルチャー・ショック」「海外滞在とカルチャー・ショック」「留学」等
のトピックを、国際交流コーディネーター・カウンセラー、留学コーディネーター・留学生・通訳者、帰国子女としての体験談も交えて分かりやすく解説します。
(札幌近郊のみ可能です)
文化学系 教授 熊谷 ユリヤ
ボーダレス時代の異文化交流
【異文化コミユニケーション論】
今後ますます必要になってくる、異文化コミュニケーションの知識を学びましょう。
「言葉によるコミュニケーション」「言葉以外のコミュニケーション」「世界語としての英語によるコミュニケーション」
「コミュニケーションの弊害・先入観と偏見」「価値観の違いからくる誤解」等のトピックを、
国際交流コーディネーター・カウンセラー、通訳者、帰国子女としての体験談も交えて分かりやすく解説します。
(札幌近郊のみ可能です)
文化学系 教授 熊谷 ユリヤ
あなたも社長だ!!
【経営学】
ビジネスアイデアを自由に考えることで、新しい事業はどのようにできあがるかを話し合います。 経営学系 教授 佐藤 郁夫
唐代長安の四季
-城内の様子と人びとの暮らし-
【外国史、日中文化交流論】
中国の唐王朝の国都である長安はさまざまな儀式や国家行事が行われる場所であると同時に、
数十万もの人びとが暮らす生活の場でもあります。
講義では、年間行事や儀式とかかわらせながら
長安城内の様子はどうだったのか、長安に暮らす人々がどのように生活していたかを紹介します。
人文学系
文化学系
教授 高瀬 奈津子
日本語と外国語:
「呼びかけ表現」から見た日本語、英語、ロシア語
【英語、ロシア語、言語学】
英語で「兄」と「弟」がはっきり区別されないことや、相手が女王様であっても猫であっても同じ"you"を使うということに驚いたことはありませんか。
外国語を学ぶということは、単に文法事項を暗記するということではなくて、言葉の使い方に染み込んだ文化を学ぶことでもあります。
この講義では対人関係の表現、特に「呼びかけ表現」に注目します。
日本語と英語、そしてロシア語やその他のヨーロッパの言葉、または朝鮮(韓国)語などにも触れながら、言語を通して文化を見てみましょう。
外国語学系 教授 高橋 健一郎
男か女かはどうやって決める?〜性別の自己決定をめぐるお話〜
【自治原論】
私たちは、日常生活の様々な場面で性別を聞かれます。その選択肢は、たいてい「男」か「女」の二択です。しかし、それでは困るという人たちがいます。身体的な性別と、心の性別とが一致しない、「性同一性障害」の人たちです。
性同一性障害の人たちが日常生活を送るうえで、具体的にどんなことが問題になるでしょうか。性同一性障害の人たちが性別を変更することを認めた法律がありますが、それはどんな法律でしょうか。
性同一性障害の人が子どもを持ちたいと思った時、その親子関係はどのようになるでしょうか。この講義を通して、性の自己認識や性的志向は非常に多様であるということを知り、考えてほしいと思います。 (出前講義は、札幌市近郊に限らせていただきます)
法学系 教授 武岡 明子
パリ・ツアーガイド
【フランス語入門】
エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館など、パリ観光の名所を紹介しながら、フランス語の簡単な旅行会話を練習します。
予備知識は必要ありません。空港、レストラン、ショッピングなどにも速攻で対応できる、実践的で楽しい講座です。
 * 対応する科目名:フランス語
人文学系 准教授 田中 恒寿
ニューカレドニア文学散歩
【文学】
天国に一番近い島として知られるニューカレドニアはフランスの海外領土です。
もともと流刑地として植民・開拓され、その後ニッケル鉱の発見で経済的な基盤を獲得したニューカレドニアは、ある意味で北海道とよく似た歴史的背景を持った土地と言えるでしょう。
 このニューカレドニアの文学の歴史を概観するとともに、ニューカレドニアの自然や風土の特徴を解説します。
通常の旅行ガイドブックでは味わえない、ニューカレドニアの文学散歩をお楽しみください。
人文学系 准教授 田中 恒寿
高校生の選ぶゴンクール賞
【文学】
ゴンクール賞という文学賞を知っていますか?
言ってみればフランス版の芥川賞で、その年に出版された中で最も優れているとみなされた文学作品に贈られます。
受賞作を選定するのはゴンクール・アカデミーという機関ですが、これと並行して、フランス全国の高校生が独自にナンバー・ワンを選び出します。
これが「高校生の選ぶゴンクール賞」です。
とはいえ、けっして子供だましのイベントではありません。
本家のゴンクール賞受賞作より、高校生の選ぶゴンクール賞受賞作のほうが話題を集め、本の売り上げを伸ばすことだってないわけではありません。
この高校生が選ぶゴンクール賞を通じて、フランスの高校における文学教育の一端を紹介します。
人文学系 准教授 田中 恒寿
平安時代の禁断の恋
-伊勢物語の世界-
【平安文学、和歌、和漢比較】
日本文学三大色好みの在原業平は、恋することで結果的に時の権力者と、対峙することとなった。
また、道長全盛の中、一受領の妻にすぎない和泉式部は、皇太子候補の兄弟と激しい恋をすることで、世間の注目の的になっていった。
権力と恋を対峙させながら、平安時代の社会をとらえ直してみる。
人文学系 教授 田中 幹子
楊貴妃と玄宗皇帝
【平安文学、和歌、和漢比較】
楊貴妃が世界三大美女となったのは、比翼連理の誓いで知られた白楽天作『長恨歌』の影響であろう。
しかし、長恨歌で描かれた楊貴妃と玄宗皇帝の恋は、史実とはやや異なり、文学的虚構がなされている。
また、長恨歌単独では、読み解けない、楊貴妃の言動が、長恨歌伝・長恨歌序とセットで受容することで新しい二人の恋の関係が見えてくる。
人文学系 教授 田中 幹子
百人一首の恋歌の世界
【平安文学、和歌、和漢比較】
日本人に最も愛されている和歌は、百人一首であろう。
しかし百人一首は、必ずしも名歌ばかりが選ばれているわけではない。
定家がどのような意図で百人一首を選び、和歌が作者の意図とは離れ、選者定家によって別な読み方がされていく様子を明らかにする。
人文学系 教授 田中 幹子
源氏物語の女性たち
【平安文学、和歌、和漢比較】
『源氏物語』の魅力的な女君の生き方を作品の中から読み解くとともに、平安時代の女性の置かれていた社会的状況を解説する。
特に女君の中でも桐壺・藤壺・紫の上のいわゆる紫のゆかりの系譜についてとりあげたい。
人文学系 教授 田中 幹子
国際貿易全般
【国際経済学、産業内貿易】
国際経済、国際貿易、産業内貿易と関連のある事柄、特にオーストラリアやアメリカとの農産物の輸出入やTPP問題などの理論的解説。 経済学系 准教授 千葉 隆生
近代日中文人の異文化体験
【比較文化論】
近代以来、洋の東西を横断し、異文化を自分自身の文化的養分として積極的に吸収し、各分野に多大な貢献を成し遂げてきた人物が多く存在している。
本講義は黄遵憲の日本体験と牧野義雄の英国体験を中心に、異文化論のあるべき姿勢、異文化理解の術およびその楽しみを考える。
人文学系 教授 張 偉雄
ことばとしての英語
【現代英米文学】
英語は、他の言語と同じように、人が話すことばです。そして、話す人には伝えたい気持ちや思いがあります。
この講義では、まず「私たちはことばで何をしているの?」について考え、次に英語を英語らしく読むコツを紹介します。
それから、各自音読に挑戦します。″感じて話す″英語を体験しましょう。
外国語学系 教授 豊里 真弓
六花亭の経営発展
【経営学】
北海道の素材をもとにした企業の経営がどう発展するのか、そのあるべき姿を、一例として
「六花亭」という帯広に生まれた御菓子メーカーの発展過程を通して考えます。
経営学系 教授 中本 和秀
コロッケの経営学
【経営学】
北海道の素材をもとにした企業の経営がどうあるべきか、その一例として「サンマルコ食品」というコロッケを生産している企業の経営を取り上げます。 経営学系 教授 中本 和秀
トヨタはなぜ強い?
たくさんのクルマが売れる、その疑問に答えます!
【生産管理論】
日本を代表する自動車メーカーのトヨタ、昨年ついに世界第二位の生産台数を達成しました。
もちろん、トヨタの目標は世界第一位の生産・販売メーカーになることです。
しかし、なぜそんなにトヨタ車は人気があり、よく売れるのでしょうか?
日本にはトヨタ以外に純国産メーカーのホンダのほか、独自ブランドを有するメーカーが9社も存在します。
また世界にもたくさんの自動車メーカーが存在します。
世界第一位になるためには世界のどの市場でも評価が高くなくては第一位になれません。
ここではトヨタがなぜ世界的に評価され、また最高のクルマを創り出すことができるのかを紹介したいと思います。
経営学系 教授 中山 健一郎
自分もハッピー!
会社も社会もハッピー!
役立つ改善活動の体験実習
【生産管理論】
ちょっとした工夫や努力でいいモノやいいサービス、お客様を喜ばせたり、自分自身の仕事が楽になったり、楽しくなったりするものです。
そんな改善活動が企業ではとても重要なこととして認識されています。
札幌大学では全国に先駆け、学生による自主改善活動の実習を展開していますが、ここでは簡単な小グループでできる改善活動をゲーム感覚で実践、体験できる学習機会を提供したいと思います。
なんと、この改善活動のやり方は日本の自動車メーカーを代表するトヨタ自動車仕込みなのです。
人文学系
経営学系
教授 中山 健一郎
今、ちょっと日本企業がおかしい!?
なぜ不祥事は起きるの?
【生産管理論】
最近、日本企業がどこかおかしいと思いませんか?
ガス湯沸し器大手メーカーや大手貸しメーカーの企業不祥事はまだ記憶に新しいですね。
どうして企業は不祥事を防ぐことが出来ないのでしょうか?
この問題を解く糸口には人間の行動にあります。
特にミスの発生をいかに最小限に食い止めるかが重要なのです。
不祥事を起こした企業はどうなるのか?
また不祥事を引き起こさないようにするために企業はどんなことをしているのか?
人と組織の両面からこの問題と解決法を取り上げたいと思います。
人文学系
経営学系
教授 中山 健一郎
消防車はどうやってつくられるの?
驚くべき完全受注生産の世界!
【生産管理論】
ふだん見かける消防車は1台いくらでつくられるのか?
また、それはどのようにつくられるのか?
消防車に込められた夢や思いを披露しつつも、消防車がどのようにしてつくられ、また進化してきたのか、事例を交えてお話します。
経営学系 教授 中山 健一郎
つかいこなせる英語の秘訣
【現代英文法、英語学特講】
この授業では英文法をネイティブスピーカーの感覚に迫ることでもっと身近なものとして捉えてみたいと思います。
たとえば、ある出来事を現在形で伝える場合と過去形で伝える場合でのネイティブスピーカーのイメージの違いがわかると、条件文が仮定法で学習する動詞の使い方が自然に理解できます。
また、一般動詞、現在完了、使役・受動の have の共通性、つまり have のイメージを知ることでそれぞれの特徴をうまく説明することができます。
更に、英語には冠詞の体系がありますが、不定冠詞、定冠詞、無冠詞を母国語話者がどのようなイメージとして捉えているのかが分かれば、
もっと自由に使いこなせるようになります。
また、動詞の目的語が不定詞の場合と動名詞の場合では伝えたい出来事の捉え方が異なっています。
限られた時間ですので、すべてをお話することはできませんが、
皆さんの興味をもたれている文法事項を取り上げ、母国語話者の感覚を分かりやすくお話したいと思います。
外国語学系 教授 濱田 英人
日本人は「裁判嫌い」か?
【法社会学】
かつて川島武宣という法学者が『日本人の法知識』(岩波新書)という本を著しました。
それによると、日本人は伝統的に権利意識が低く、争いごとは「水に流す」式に解決したがるとされていました。
その後、この本の影響もあり、 「日本人は裁判嫌い」 という印象が国内外に広まってきましたが、本当にそうなのでしょうか。
 「裁判沙汰」という言葉で表されるように、裁判を何か特別なものとして見ているとすれば、それはすべて私達の権利意識の低さに原因があるのでしょうか。
 この講義では、こういった問題を考えて見ようと思います。
法学系
社会学系
教授 林 研三
English Listening with Music
【Oral EnglishⅢ・Ⅳ】
In this lesson we will identify simple vocabulary items, such as "be" verb and past tense of verbs as well as other common vocabulary while listening to a few English pop songs.
We will also look at the rhyming structure of the songs.
After that we will try to translate the songs into Japanese.
外国語学系 教授 フィリップ・ラドクリフ
American States and Geography
【アメリカ研究】
This lesson is a general introduction to the geography of the United States of America.
We will look at some of the differences of the 50 states and their natural features and popular National Parks.
America is a very big country and has many different natural features, from the lakes, rivers, desserts, and forests.
外国語学系 教授 フィリップ・ラドクリフ
AR(拡張現実)ってなに?
見えないモノが見えてくる
【自然地理学】
おそらく、まだまだ、AR(拡張現実)という言葉を聞いたことがある人は少ないのではないかと思います。
 ARとはAugmented Realityの頭文字をとったもので、日本語では「拡張現実」や「拡張現実感」などと言われています。
最近、テレビやゲーム機が3D化され話題となっていますが、徐々にARが使われた技術やサービスが増えつつあります。
具体的な活用事例の紹介や、ちょっとした体験もしてもらいたいと思います。
経営学系 准教授 堀江 育也
アイヌの歴史と文化
【文化学、地域国際文化】
北海道の先住民族であるアイヌの人々に対しては、「神々(自然)とともに生きる平和な人々」というイメージが与えられがちです。
けれども実際には、かつてのアイヌの人々は、周辺の諸民族と活発な交易活動を行っており、アイヌ社会は決して閉じた狭い世界ではありませんでした。
 そのようなアクティブなアイヌ文化とは、いったいどのような姿をしていたのか、一緒に考えてみましょう。
文化学系 教授 本田 優子
アイヌの物語世界
【文化学、地域国際文化】
アイヌの物語といえば「ユーカラ」が有名です。
けれども、これは英雄叙事詩と呼ばれる一つの物語ジャンルにすぎません。
アイヌの物語にはこの他にも様々な物語群があります。
それぞれの語り口やストーリーの特徴について学ぶとともに、具体的な物語を味わうことで、アイヌの豊かな物語世界を体験してみましょう。
人文学系
文化学系
教授 本田 優子
アイヌ語入門
【語学、文化学、地域国際文化】
かつてこの北海道で話されていた言葉は、アイヌ語でした。
北海道の地名の多くがアイヌ語に由来することからも、ここがアイヌ民族の世界だったことがわかります。
 しかし現在、私たちがアイヌ語を耳にする機会はほとんどありません。
アイヌ語の基本的文法や表記法の基礎を学習するとともに、言葉の響きそのものに耳を傾けてみましょう。
外国語学系 教授 本田 優子
Learning About Canada
【プレゼンテーション】
In this English lesson, the students will learn many interesting facts about Canada.
For example, did you know that the temperature often hits -40 C in January and February in many parts of Canada?
And did you know that many towns and small cities in Canada don't have buses or trains?
Or, did you know that in Canada, you can get a driver's license when you are 16 and even practice driving when you are 15?
How about the fact that Justin Beiber, the famous pop/R&B singer, is from Canada?
In addition to learning interesting facts about Canada, students will also learn some useful Canadian expressions.
外国語学系 教授 ボゼア・アラン
「重く処罰しさえすれば、被害者のためになるの?」
【刑事訴訟法】
近年、マスコミで犯罪被害者の過酷な状況が強調され報道されるようになってきた。
従来の刑事司法システムでは、被害者がなおざりにされ、犯罪者をいかに適切に処罰するかということばかりに目が向けられてきた。
そうした反省から、実際に犯罪により被害を被ってきた被害者のことをより重視すべきだという主張が展開されてきたのである。
その結果、被害者は刑事訴訟において意見を述べることもできるようになったし、一定の保護を受けるような立法もなされるようになった。
そして、その流れに呼応するように、犯罪に対する処罰はより重いものとなってきた。厳罰化である。
 しかし、こうした取り扱いが妥当なものであろうか。
より慎重に考えなければならないのではなかろうか。
厳罰化することにより被害者を尊重することになるのであろうか。
往々にして、マスコミはひどい目にあった被害者のためと称して加害者への重罰を要求するが、それが被害者の尊重となるのであろうか。
しかも、事件がマスコミに取り上げられるのは、未だ判決が出ていない段階においてであることが多く、そこに登場するのは、加害者ではなく被告人でしかない。
被告人を被害者と対立するものとしてとらえることが妥当なのであろうか。
 刑事司法は、人の財産、自由、生命を刑罰として奪うこともできる過酷なものである。
より慎重な姿勢こそが求められるのであり、それは裁判員制度が予定される現在、全ての国民に要請されるものであろう。
この講義ではそうした基本的姿勢の重要性を、厳罰化と被害者保護との対比のなかで、示してゆく。
法学系 教授 前原 宏一
天使像の変遷 天使は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教における、神の伝令者(メッセンジャー)ですが、ヨーロッパの芸術作品において、天使は、時代の変遷とともに、さまざまな姿で表現されてきました。
たとえば白い衣服を着た青年であったり、女性的な風貌になったり、可愛らしい子どもの天使や、醜い天使も登場します。
こういった表象上の変化とその精神史的な背景について紹介したいと思います。
文化学系 准教授 松友 知香子
ハーバード流交渉術から学ぶネゴシエーション・パワー(交渉力)
【異文化間コミュニケーション&ネゴシエーション&ミディエーション】
以前、ある日本の首相がアメリカ側に「ノー」と言って、日米交渉(U.S.-Japan Negotiation)が決裂したことがあった。
しかし、かたくなに「拒絶」するだけでは、何も得られはしない。
日本人は、特に異文化や国際舞台では「交渉ベタ」というレッテルが貼られている。
また、説得をネゴシエーションと思っている人が意外と多いですが、これは間違いです。
また、「ネゴシエーション学」の基礎が理解できなければ「ミディエーション」(調停・仲介と訳されているが意味の含みが違う。)も理解できない。
 「ネゴシエーション」の歴史は、人類とともに古い。
だが、『学』と名がついて大学で教えるようになったのは1970年、実学の伝統を持つアメリカとヨーロッパの一部である。
その研究法はさまざまで、経営学、法律学、社会学、心理学などいろいろなジャンルの複合体である。
ただし、日本の高等教育では、交渉学はいまだに「研究途上の分野」である。
 この講義では、アメリカや他国の大学における「ネゴシエーション講座」や「紛争処理のマネジメント講座」の発展に大きなインパクトを与えた
ハーバード大学のロジャー・フィッシャー教授の唱えた「原則立脚型」、すなわち「ハーバード流交渉術入門」と、
ジミー・カーター元米国大統領の「ミディエーション入門」についてビデオ・クリップなども紹介しながら語ってしてみたい。
文化学系 教授 御手洗 昭治
黒船来航以前からの日米関係と今後のアジア太平洋の関係
【異文化間コミュニケーション&ネゴシエーション】
1970年代後半から80年代にかけて「ジャパン・アズ・No.1」とまで称された日本経済も、今や戦後最悪ともいえる不況にあえいでいる。
一方、80年代に競争力の低下を見たアメリカ経済は、その後の減税や規制緩和などの効果から歴史的な好調期を達成した。
振り返れば、日本とアメリカのつながりは、実は、「黒船のペリー来航」以前から続いているわけであるが、アメリカ側(他の西洋列強の一部も)は、日本に対して交渉で迫った。
それに対し日本側は、拙著『黒船以前:アメリカの対日政策はそこから始まった!』の中でも述べたが、日本人は交渉を交流と捉えて迫った。
(なお、この著は、著『その時歴史が動いた』の中でもペリー関係書の中の四冊の内の一冊として紹介された)その結果、条約が締結されたという経緯がある。
この考え方は、21世紀の現代でも変わっていない。
今回は、ペリー来航以前のアメリカの対日、対アジア関係から「ペルリ提督の交渉術」それに「日米通商条約」それにロシアのプチャーチンの率いた「北の黒船」を現代の日米露・アジアの関係について解説したい。
 また、ペリー提督の親戚でタフツ大学のジョン.C.ペリー教授との対談やペリー提督の実家、米海軍大学、イギリス、香港、沖縄を訪問した際に収集した資料・文献も使用しビジュアルな解説を加えてみたい。
文化学系 教授 御手洗 昭治
英語圏の異文化との付きあい方とネゴシエーション術
【異文化コミュニケーション&ネゴシエーション】
英米人と英語によるビジネス・ネゴシエーションやコミュニケーションを行う機会が増えてきています。
しかし、日本の政府関係者、ビジネスや教育分野の関係者は国際舞台上の異文化コミュニケーション、交渉、
それにヒューマンネットワーク作りにおいてもPoor Communicator 又はPoor Negotiatorというレッテルを貼られています。
異文化との交渉やコミュニケーションを試みる際に大切なことは、先ずはこちらの伝えたいことを伝え、理解してもらうことですが、
大切なことは相手文化の「文化の枠組み」の中で話したり伝えたりすることです。
彼等の口から、ふと飛び出してくる表現の多くは、英語圏の人々の意識、さらには文化や言語生活の中でかなりのウェートがおかれているものがほとんどです。
 この講義では、ネゴシエーション下手の日本人が、国家レベル、民間レベル、個人レベルで国際舞台において活躍するためのコミュニケーションとネゴシエーションのノウ・ハウを探ってみます。
外国語学系
文化学系
教授 御手洗 昭治
異文化を取り込む北海道:ペリーからヒルマン監督まで
【異文化間コミュニケーション&ネゴシエーション】
北海道は広く、北海道と異文化に関するテーマも多い。
北海道といえば、昔は「最果ての辺境地」、それに「北の異国」というイメージが存在していた。
 この講義では、「異文化が取り込もうとした北海道」と「異文化を取り込もうとした北海道」について、一つのパラダイム(理論)を紹介する。
 そのパラダイムを基に、前半には、「黒船を率いたペリー提督は箱館来航前夜の出来事」や「異文化である西欧がとらえた北海道」について、
後半には、「北海道の野球史の視点からスタルヒンやベーブルースと北海道」、
それに、2006年には北海道日本ハム・ファイターズを監督4年目にして、日本一の王者へ、続く2007年にも球団初の快挙V2(パリーグ連覇&クライマックス・シリーズ優勝)
に指揮官、テキサス人の道産子「ヒルマン監督の活躍」と「ヒルマン監督の見た北海道とアメリカ」、その他について歴史・視覚資料を基に語ってみたい。
文化学系 教授 御手洗 昭治
異文化理解と多文化とのコミュニケーション
【異文化間コミュニケーション&ネゴシエーション】
多文化、多言語が共存する今日の国際社会において、人類の平和と発展を追及するのにかかせないのが、異なる文化バックグランドを持つ者同士のヒューマン・コミュニケーションといえます。
 しかし、日本において「異文化や多文化間とのコミュニケーション」の研究は、まだ発展途上の状態といえます。
また、「異文化理解」、「国際理解」、「異文化交流」という言葉もポピュラーになってきました。
しかし、それら言葉は表現だけが先行し、それらの多様な実態についての全貌を示す文献が少ないのが現状です。
 この講義では、多文化時代の「ことばと文化の関係」、「多様な文化とのコミュニケーション」、それに
「異文化理解」VS「国際理解」について、この分野で貢献したエドウィン・O. ライシャワー
(元駐日米国大使でハーバード大学名誉教授)の提唱した『地球社会の教育』にも触れ述べてみたいと思います。
文化学系 教授 御手洗 昭治
『ツールとしての英語:普通高校で実践できるスーパー英語と異文化理解』
【異文化間コミュニケーション&ネゴシエーション】
世界共通語である「英語」は、異文化とのコミュニケーションとネゴシエーションの「ツール」である。
ただし、「ツール」を磨くには、
(1)トレーニングが必要である。トレーニングは楽ではない(なおトレーニングの方法にも色々ある)。
(2)英語の「リズム」についても修得する事も大切だ。
(3)また、「英語」という「ことば」に宿っている「文化」についても知る必要がある。
(4)つまり、「ことば」を知るということは、英語なら英語を育んだ文化圏の人びとの「文化価値」や、コミュニケーション・スタイル、それに「話しことば」以外のノンバーバル(非言語)メッセージを知ることでもある。
筆者が、これまで携わってきたスーパー・ランゲージ・イングリッシュ校における英語教育法や、ランゲージ校における教育プログラムは、普通高校でも導入と実践は可能である。
今回は、「スパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール校」と「イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール校」*
が手がけてきた新英語教育プログラム、それに今後の日本における英語教育を異文化理解と異文化コミュニケーションの視点から語ってみたい。
*札幌国際情報高等学校は、2002年から2004年までの3年間、実践的な英語を重点的に強化する研究開発校『スーパー・イングリッシュ・ハイスクール
(SEL- Hi)』 (全国16校)に「文部科学省」から東北以北で唯一指定される。
また、2005年から2006年は、北海道池田高等学校が「イングリッシュ・ランゲージ・プログラム高校」に選ばれる。
さらに、滝川西高校も2007年度から2010年迄SEL-Hiの指定校に選ばれ、函館中部高校はSEL=Hiプログラム後の2010年からは文科省の新英語事業プログラムの指定校に選ばれた。
文化学系 教授 御手洗 昭治
どうして教育は義務なのか
【教育制度論】
日本では小学校・中学校は義務教育となっています。
みなさんの多くはごく自然に小中学校に通い卒業したのだと思います。
しかしなぜ6歳から15歳までの全員が学校へ通わなければならないのでしょうか。
一番簡単な答えは「憲法で決められているから」というものでしょう。
では憲法は、もう少しさかのぼれば近代の社会は、どうして義務教育という制度を必要としたのでしょう。
一緒に考えてみませんか。
教育学・教員育成学系 教授 武川 一彦
北海道経済は本州経済とどう違うのか?
【地域経済学】
北海道は他県へ出かけるためには海を渡らなければならない。そのような地理的条件は北海道のモノやヒトの動きにどのような影響を与えているだろうか?
沖縄県でも同じような状況だろうか?
札幌と札幌以外の北海道では人口集積や産業構造が大きく異なる。そのような違いは本州の都心部と地方部でも同じだろうか?
このような疑問に答える学問が地域経済学です。北海道のことだけでなく他地域との比較を通じて、日本の各地域に共通する問題点をさぐります。
経済学系 教授 武者 加苗
権力と法の関係から近代立憲主義へ
【法学】
みなさんは「法」についてどのようなイメージをおもちでしょうか。
もし、法は権力者がつくり、われわれ国民におしつけるもの(支配・統治の手段としての法)
という硬直した考えをおもちだとすると、近代憲法が定める人権保障規定や
統治機構の定めは理解困難なものになるか、あるいは、憲法はヘンな法律だという印象をもってしまうかもしれません。
 そこで、この講義では、憲法に基づく政治 (立憲主義) の意味を近代法の理念 (「法の支配」の原理) にさかのぼって、みなさんとともに考えてみようと思います。
法学系 教授 森山 弘二
インセンティブとは何か?
-ゲーム理論入門-
【財政学】
婚期を遅らせるほどより魅力的な相手と結婚できるなんて、大真面目にいう人がいます。
シートベルトの装着を義務付けるから交通事故が増えるなんて、ちょっと信じにくいことをいう人がいます。
これらはみな、プロポーツ選手の契約にも出てくる「インセンティブ」の概念にもとづいて分析した結論です。
この講義では、社会科学の研究によく用いられるインセンティブの考え方をわかりやすく紹介します。
法学系
社会学系
経済学系
教授 山田 玲良
ロシアの歌
【ロシア語学】
日本人にも広く愛唱されているロシア民謡ですが、たとえば年末に流れる『トロイカ』は、歌詞がオリジナルとはずいぶん違うことが分かっています。
当初、楽団カチューシャが明るい内容に変え、テンポも速くして歌い出したのに対して、最近では原詩に近い翻訳が発表されています。
また 『百万本の赤いバラ』 は加藤登紀子さんが ロシア語から翻訳して歌い、ヒット曲になりました。
ところがラトビアでは『マーラがくれた愛』として歌われています。このように一つのメロディーを基にして翻訳歌詞がいくつかあるものを紹介して、外国文化がどのようにして溶け込んでいくのかを探ります。
外国語学系 教授 山田 隆
ロシア人と姓名判断
【ロシア語学】
ロシア人の名前には主に3つの流れがある。まずキエフ公国の時代からキリスト教にちなむ名前がもっとも多い。
西ヨーロッパの名前とも共通点がある。また近隣民族との接触や交流の結果できた名前もあり、興味が尽きない。
しかしロシアに昔から伝わる名前ほど私たちの知的好奇心をくすぐるものはないだろう。
日本人の「巌」や「熊雄」君のように元の意味が意外とはっきり見える名前が多い。
小説の登場人物や有名人を例にとってそうした名前と彼らの運命をたどってみたい。
外国語学系 教授 山田 隆
ちまたに流れるダイエットの噂は、ほんと?それともウソ?
【健康論】
何らかのダイエットをして「1ヶ月で5kgやせた」とか「4kgやせたけど、元に戻ってしまった」とか、ちまたにはダイエットの失敗談があふれているようです。
ダイエットがめざすものは、体重の減少ではなく体脂肪を少なくすること、さらに言えば「余分な体脂肪を減少させる」ことです。
望ましいのは、よりアクティブな生活を送るために必要な筋肉の量を保持、向上させながら、余分な体脂肪を長い期間かけて(リバウンドの防止)少しずつ減らしていくことが大切なのです。
「なぜ太るのか?」ということを含めて"見た目よりも中身"を大切にした体づくりをしてみませんか?
そのために必要な基礎知識を学びましょう。
体育学・健康科学系 准教授 米田 浩
看板の文字
【日本語論】
街中に掲げられている看板をよく見ると、読めそうで読めない漢字や多種多様な文字・記号が使われていることがわかります。
例えば「月極駐車場」と「月決駐車場」。読み方は同じなのでしょうか?
違うのでしょうか?また「㐂」が書かれている看板もあります。「㐂」は文字なのでしょうか?
記号なのでしょうか?あるいは「○」が使われている看板もあります。これは何と読むのでしょう?
 この講義ではさまざまな看板の画像を実際に見ながら、看板の文字を読んでみます。
そして、なぜそのように読めるのかについて解説します。
私達の身近な社会には「学校で習わない文字」がたくさんあることを実感してください。
人文学系
文化学系
教授 渡辺 さゆり
カタカナの歴史
【日本語論、日本語史Ⅰ】
日本語を表記する時、私たちは漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字・記号など多様な文字を使います。
現在、私たちは「漢字ひらがな交じり文」で日本語を表記し、カタカナは外来語や擬音語・擬態語を表記する時など・・に使用します。
では、カタカナが生まれたのはいつ頃でしょうか?ひらがなよりも早いのでしょうか?それとも遅いのでしょうか?そもそも、ひらがながあるのにどうしてカタカナが必要だったのでしょう?
 日本語の歴史を紐解くと実は、カタカナにはひらがなにはない重要な役割がありました。
日本語の文体を考える上でも大きな役割を担っていたのです。カタカナはいつ、どのようにして生まれ、そのように使用されてきたのか。
そして、現代日本語表記において、その役割は変化してしまったのか?それとも変わってないのか?
 私たちの生活に密着しているカタカナについて、さまざまな視点から改めて考えてみたいと思います。
人文学系
教育学・教員育成学系
教授 渡辺 さゆり
「比」の画数は?
【日本語論】
「比」は小学5年生で学習する漢字です。ところが「「比」の画数は?」と大学生に尋ねると二通りの答えが返ってきます。
現在の漢和辞書によると「比」は部首の一つでもあり、画数は4画となっています。
 でも、パソコンで印刷した文字を見ると、どうしても5画に見えてしまいます。
パソコンを使って文字を入力するとフォントを指定しない限り、ワードは明朝体、エクセルはゴシック体となりますが、印刷すると・・・・・?
 このような現象は文字の「デザイン差」が要因で、漢字の意味や形に変化があったわけではありません。
では教科書の「比」は、どうでしょう?
 この講義では「比」のさまざまな使用例を見ながら、漢字使用の現状について改めて考えてみたいと思います。
人文学系
文化学系
教授 渡辺 さゆり