札幌大学/札幌大学女子短期大学部

サツダイ◆インタビュー

※インタビュー内容、所属等は取材時のものです。

  • Tomiyama Hiroki

    予想のつかない時代だからこそ、
    自分で考え、行動できる人が求められている。

    富山 浩樹Tomiyama Hiroki

    経営学部 経営学科(現・経営学専攻) 1998年度卒業 /
    北海道石狩南高等学校出身

    • 勤務先

      サツドラホールディングス株式会社
      株式会社サッポロドラッグストアー
      代表取締役社長

    価値観が形成された、カナダへの留学体験
    札幌大学はとても自由な校風で、恩師である靍日出郎教授をはじめゼミやサークルでたくさんの方と交流し、自分の幅が大きく広がりました。なかでも私にとって一番の出来事は、協定校のSaint Mary'sUniversity(カナダ・ハリファックス市)に語学留学したことです。英語もままならないまま飛び込みましたが、さまざまな国の友人ができ、多様な価値観や文化に触れることができました。そのときに感じた「一つの常識なんて無いんだ」という思いは、「今の常識には絶対にとらわれない」という私の価値観を形成する原体験になりました。

    地域の人と企業をつなぐ、新たな仕組みをつくりたい
    社会課題の先進国と言われる日本の中でも、北海道は高齢化率・人口減少率などさまざまな面でワーストの指標が並ぶ地域です。だからこそ、社会課題の解決にいち早く取り組むことで、日本のモデル地域になれる可能性があります。我々が展開しているドラッグストアは、そうした環境の中で地域のハブとなる存在だと考えます。ただ商品を売るだけではなく、さまざまなサービスを提供することにより、サツドラが健康やくらしの窓口になる。小売業を超えて地域に必要とされる新たな拠点になることをイメージしています。120社以上の企業が加盟する地域共通ポイントカード「EZOCA(エゾカ)」もその一環。道民世帯の6割以上が会員になってくださっています。サツドラの店舗を中心に地域の人や企業がつながる新たな仕組みをつくる。これが我々の掲げる「地域コネクティッドビジネス」です。

    予想のできない未来だからこそ、変化を楽しめる
    スマートフォンが登場してまだ13年ほどです。少し前まで手の平でインターネットにつながり、あらゆるサービスを使える世界など誰も想像していませんでした。これからの10年はさらに変化のスピードが速くなるでしょう。つまり、ますます誰も予想できない世の中になるのです。今後一つの業種で20年以上ビジネスを続けることは難しくなるともいわれます。皆さんは人生の中でいくつもの職種を経験することになるかもしれません。こうした時代に求められるのは、変化に強く、変化を楽しめる人、自分で考えて行動できる人だと思います。知識を蓄えたり、同じ作業を繰り返したりする仕事は、どんどんAIやロボットに置き換えられていくでしょう。ただし感情は人間にしか持てません。前例にとらわれず「こうしたい!」「こう思う!」と行動していく人、自分らしく思い切り生きられる人。これからはそういう人がより輝ける世の中になるのではないでしょうか。私はそんな未来にとてもワクワクしています。今の常識なんてすぐに過去のものになります。ぜひ自分がしたいこと、興味のあることを思い切り経験していってください。

  • Watanabe Yasuko

    〝私でも、やればできるんだ〟
    ゼミの恩師が気付かせてくれました。

    渡邊 寧子Watanabe Yasuko

    経営学部経営学科(現・経営学専攻) 2002年度卒業 / 北海道旭川西高等学校出身

    • 勤務先

      渡邊寧子税理士事務所

    大学の1年次、必修科目だった簿記の単位を落としてしまいました。翌年、1年次に混じって受講しなければならない環境で、真剣に勉強したら簿記検定にも合格できました。「やればできるんだ」と楽しくなって、専門学校にも通い始め、税理士という仕事があるのを知ったんです。税理士を目指して勉強を始めると、ゼミの先生の応援や支えがあり、全5科目の試験のうち在学中に1科目をクリア。卒業後は税理士事務所に勤めながら、6年かけて国家資格を取得しました。恩師も私の合格をとても喜んでくれま生を囲んで同窓生で集まるほど、大変お世話になりました。以前の事務所で働き出してから、札幌大学の大学院にも通ったのですが、「札大税理士会」という院生OB会もあり、諸先輩方とのつながりが持てたことは、とてもよかったと思っています。

    今は独立開業して4年目になります。お客さまから感謝の言葉をいただけたとき、この仕事のやりがいを強く感じます。お金のことはなかなか人に聞きづらいものなので、常に気軽に相談できる存在でありたいと思っています。

  • Fukai Takeshi

    興味のあることを、とことん探求できる。
    それが大学4年間の意義。

    深井 丈司Fukai Takeshi

    法学部法学科(現・法学専攻) 2006年度卒業 / 北海道清里高等学校出身

    • 勤務先

      株式会社北洋銀行 
      ソリューション部
      ファイナンシャルソリューショングループ 調査役

    大学に入って初めて法律を学んだとき、法律、なかでも民法の面白さに気がつきました。ゲームをするにも必ずルールがあるように、私たちの生活の基本ルールが民法。そうした世の中の仕組みを学ぶことが純粋に楽しかったんです。それが資格取得の意欲にもつながり、2年次には学内講座で宅地建物取引士の資格を取得。法学部の先輩が立ち上げたサークル「優法会」の自主的な勉強会にも参加して、興味のあることをとことん探求しました。なかには国家公務員や司法書士になった仲間もいて、いまでも連絡を取り合う一生の友人です。

    私自身は、生まれ育った北海道のためになり、自分の成長につながる仕事をしたいと考え、北洋銀行に就職しました。宅建の資格は融資業務を含め不動産(担保)に関する実務に役立っていますし、今は中小企業の事業承継の支援を担当しているので法律の知識も業務に生かせています。これからもより専門性を高め、金融という側面から北海道経済の発展に貢献したい。現状に満足せず、常に一段上を目指して努力を続けていきたいと考えています。

  • Nakajima Masaki

    全道どこへ行っても札幌大学出身の教員仲間がいる。
    同窓のつながりは心強いものです。

    中島 将輝Nakajima Masaki

    経営学部経営学科(現・経営学専攻) 2003年度卒業 / 北海道滝川西高等学校出身

    • 勤務先

      北海道札幌国際情報高等学校
      グローバルビジネス科長

    高校時代は野球部で、2年の夏に甲子園に出場しました。私は応援席でしたが、貴重な経験をさせてもらったと思っています。その時の監督で担任だったのが、現在札幌大学で教鞭をとられている高石克美准教授で、自分も将来は教員になり高校野球の部活動にかかわりたいと思い、札幌大学に入学しました。大学では教員養成のゼミに入り、教職センターに所属して、商業と情報、二つの免許を取得。卒業後は上士幌高校、紋別高校と勤務し、現在の高校で3校目になります。教職に就いて17年になりますが、いまも大切にしているのは「目の前の生徒に全力で向き合う」という恩師の教えです。教え子達からクラス会に呼ばれたり、結婚式に招かれたりするのは教師冥利に尽きます。

    私は道東、道北、道央の高校に赴任しましたが、驚いたのは、どこの地域に行っても札幌大学出身の先輩教員がいること。本校の同僚には私と同じゼミだった友人もいます。教職に限らず大学時代の仲間とはいまだに親交があり、食品会社の開発部門で働く友人が課題研究授業に指導に来てくれたこともあるんです。札幌大学の人脈は、公私にわたって自分の糧になっていると感じています。

  • Kawamata Saki

    社会人としての基本的なスキルは
    短大の2年間に体得できました。

    川又 早貴Kawamata Saki

    女子短期大学部キャリアデザイン学科 2017年度卒業/ 北海道函館商業高等学校出身

    • 勤務先

      株式会社ロジネットジャパン

    商業高校の出身なので入学当初は金融機関への就職を希望していましたが、短大でさまざまな業種のインターンシップを体験するうちに、活躍の場は金融だけではないと気付きました。いまは物流会社のインターネット通販を取り扱う部署で、流通管理や環境整備、コンプライアンスの実務などを担当しています。以前の私は大事なところで臆病になってしまうタイプでしたが、入社後はチャンスを与えてくれる職場とサポートしてくれる先輩のおかげで、前向きに挑戦できるようになりました。社会で必要とされる基本的なスキルは、短大の2年間に身につけることができるはず。4年制大学と併設されているので交流の輪も広がり、充実した2年間になると思います。

CONTENTS