※インタビュー内容、所属等は取材時のものです。
黒沢 カタリーナKurosawa Katarina
英語専攻3年
市立札幌大通高等学校出身
2年の夏から半年間、アメリカのネブラスカ州立大学カーニィ校へ留学しました。現地で気付いた日本との違いはたくさんあるのですが、一つはアメリカ人がどこでも誰にでもフレンドリーに話しかけること。話す内容も必要に迫られたことではなく、「その服いいね」など褒め言葉が多いのに驚きました。もう一つは先生と学生が政治問題などを対等に議論していること。他人の目を気にせずに思ったことを堂々と口にできるアメリカの文化に刺激を受け、オープンマインドを意識するようになりました。
私は英語の教員を目指しているので、授業のこともあり、当初は留学を迷っていたのですが、語学をきちんと身につけたくて、意を決して申し込んだら、授業料と寮費が免除されるフルスカラシップの交換留学生に選ばれました。とてもありがたかったです。いまは教職課程の半年分の遅れを取り戻そうと頑張っているところ。卒業までに英検1級にも合格したいと思っています。
橋堀 悠杜Hashibori Yuto
英語専攻4年
北海道伊達高等学校出身
大学に入学して勉強に対する姿勢が変わりました。高校までは、生徒会の活動と剣道の部活があり、勉強をさぼりがちで、受験のときに後悔しました。今は英語教員という目標に向けて毎日、机に向かっています。好きな授業は「英語教育」で、ネイティブの先生と近隣の小学校へ英語授業の実習に行く時間があります。先生が「Yuto,translate.(悠杜、通訳して)」と、子どもたちへの指示を僕に任せてくれるので、とてもやりがいを感じます。
3年の夏にはロンドンに2週間の語学留学も経験しました。ホームステイ先のホストファミリーが親日家で、いろいろ質問してくれるので、日本の歴史や経済のことも英語で表現しようと頑張りました。帰国後すぐに受けた英検準1級の試験にも合格し、いまは教職ゼミで教員を目指す仲間と採用試験に向けた勉強をしています。大切なのはどこの大学かではなく、そこで自分が何をしたかだと思うので、応援してくれる先生方に応えるためにも、精一杯の努力を重ねたいと思っています。
小野 彩夏Ono Sayaka
キャリアデザイン学科2年
北海道室蘭清水丘高等学校出身
早く社会に出て働きたいと思い、短大を選びました。札幌大学女子短期大学部には大学と合同で行われる授業もあり、私が選択している中国語もその一つ。一年間の勉強で中国人観光客の会話が聞き取れるようになったので、在学中に中国へ語学研修に行きたいです。
キャリアデザイン学科は、ビジネスマナーなど就職に役立つ実践的な授業に加え、積極的に地域に出ていく授業が多いのも特徴です。「地域社会演習」ではアンパン道路と呼ばれる道を歩き、陸軍の兵士によって造られた歴史をレポートにまとめました。
これから就職活動が本格化しますが、私の理想はワーク・ライフ・バランスを実現すること。以前は社会でバリバリ働きたいとだけ思っていたのですが、ライフプランについて学び、仕事だけでは幸せになれないのかもと気付きました。仕事も私生活もどちらも充実させるために、残りの時間で前向きにいろいろ挑戦したい。2年限定だからこそ、より一日一日を大切にできるような気がします。
木村 梨央奈Kimura Riona
1年次:地域共創学群
→2年次:リベラルアーツ専攻(現在2年次)
北海道札幌真栄高等学校出身
あらかじめ学部を決めて受験する大学が多いのに対し、札幌大学はさまざまな授業を受けてから専攻を選べる点に魅力を感じました。私の場合、英語以外の語学を学んでみたくて「コリア語」を選択したり、興味が湧いたので「クリエイティブ・シンキング」という科目を履修したり、幅広く授業を取ってみて、自分が編集や出版の分野に関心があると気付きました。2年からは広報学のゼミに入りたくて、専攻をリベラルアーツに決めました。あらためて考えると、中学時代に生徒会の編集局に入っていて、もともと文章を書くのは好きだったのですが、それを職業に結びつける発想ができませんでした。大学に入学して一年間、自分の好きなこと、得意なことを見つめ直す時間があれば、進みたい道はきっと見つかると思います。
太田 敦子Ota Atsuko
法学専攻4年
札幌光星高等学校出身
法科大学院への進学や司法書士の資格取得を目指す「法専門職・公務員エキスパートコース」に所属しています。通常授業のほかに特論という特別授業があり、ごく少人数で学べるのが特長です。私の好きな講義は「刑法」「刑事訴訟法」で、図書館3階にある法令コーナーで過去の判例を調べるうちに、日々のニュースについても深く考えるようになりました。公法、私法と幅広く学んで、法科大学院を目指せるくらいの知識を身につけたいと思っています。
二田 詩穂Futada Shiho
英語専攻3年
北海道札幌啓成高等学校出身
学業特待生の制度を利用すると国公立大並みの学費で学べることを知り、札幌大学に入学しました。英語専攻はレベル別のクラス編成で親身に教えてもらえるので、「Listening,Speaking,Reading,Writing」の英語の4技能の力が格段にアップしたと思います。よさこいソーラン祭りの会場でボランティアをしたとき、外国人観光客を英語で案内できたことは大きな自信になりました。今後はTOEICや英検も頑張って、将来は高校の英語教員になりたいです。
川口 凛太郎Kawaguchi Rintaro
ロシア語専攻2年
兵庫県立伊川谷高等学校出身
僕は別の大学を卒業後、働いてお金を貯め、札幌大学へ入り直しました。ロシア語を学びたかったからです。前の大学では英語専攻でしたが、北米から欧州、アジアまでひとりで旅しながら多様な言語に触れるうち、ロシア語の文法の構造が一番面白いと思うようになりました。単語の形がさまざまに変化するので、パズル感覚で理解できるんです。いまはロシア語能力検定の勉強をしながら、古代ロシア語も独学中。文法を深く研究したいと思っています。
中川 瑞穂Nakagawa Mizuho
日本語・日本文化専攻3年
池上学院高等学校出身
現代文の読解問題は書き手や登場人物の心情を読み解くのが一般的ですが、文法から論理的に答えを導く方法もあるのではと考えました。いまは日本語の歴史や文字表記について考えるゼミに所属して、辞書による語釈(語句の意味の説明)の違いを考察しています。日本語・日本文化専攻には個性的な先生が多く、熱の入った授業が受けられます。話に惹きつけられ夢中になってしまうこともよくあり、そのおかげで苦手だった古典にも興味が出てきました。
山口 ゆいYamaguchi Yui
リベラルアーツ専攻2年
神奈川県立金井高等学校出身
専門分野に特化せず幅広く学べるリベラルアーツの学科で大学を探して、札幌大学を選びました。経済学入門、環境科学入門、韓国語など、自分の興味のある授業を選んで時間割を組み立てています。専攻や学年関係なく誰でも履修できる授業もあるほか、留学生と交流できるイベントが多いのも魅力です。今は「教員発案型授業」の講師として来られた飲食店を経営されている方の提案で、学生主体のカフェ運営を企画中。成功できるよう頑張っています。
小森 愛佳Komori Aika
こども学科2年
駒澤大学附属苫小牧高等学校出身
こども学科では保育士と幼稚園教諭、二つの資格を取ることができると知り、入学を決めました。高校時代、卓球で全国大会を経験したので、部活の強い札幌大学で大好きな卓球を続けたいという気持ちもありました。キャンパス内には地域の親子が集まる「子育てサロン」や「めぇ〜ず保育園」があり、実際に子どもとふれあう環境がそろっているのも魅力です。保育所や児童福祉施設などでの実習の中で、経験を重ねながら子どもとのかかわり方を学んでいけます。
守山 乃々香Moriyama Nonoka
経済学専攻4年
北海道札幌国際情報高等学校出身
インターンシップに初めて申し込んだのは2年生の夏休みです。これまでに生命保険、証券、IT企業、警察などのプログラムに参加しました。実際の職場を見ることができるので、外からはなかなかわからない会社の雰囲気がリアルに分かります。また、社員の方から仕事のやりがいなどを直接、聞ける機会もあります。なかには、業務の一部を体験させてくれる会社もあります。いろいろな企業を見ることができるのは、たぶん大学生の今しかないので、私はできるだけたくさん経験したいと思っていました。早めに参加すれば、それだけ自分のやりたいことも見えてくるはず。自己分析のヒントにもなるので、これから本格化する就職活動でも生かせると思います。
加藤 伶香Kato Reika
ロシア語専攻2年
札幌光星高等学校出身
1年の夏休み「海外ビジネス武者修行プログラム」に参加して、海外インターンに挑戦しました。ベトナムの小さなまちに2週間滞在し、現地の人とビジネス課題に挑戦するプロジェクトです。私は学生3人チームでサンドイッチ店の商品開発にチャレンジ。スマホの翻訳機能を使って市場調査から始め、現地の人の嗜好にあう新メニューを提案しました。あらかじめ答えのある問題を解くような勉強とは違い、社会では自分たちで答えを創り出さなければならないのだと実感しました。厳しい体験でしたが、自分を強くする時間でもあったと思います。できれば次は、ロシア語の力を伸ばすためロシアに留学してみたい。未来を自分の手で切り拓いていける人間になりたいです。
山口 諒也Yamaguchi Ryoya
英語専攻3年
北海道浦河高等学校出身
アルバイトを掛け持ちして費用を貯め、フィンランドのラップランド大学に半年間、留学しました。現地ではフランス人やイタリア人とアパートをシェアして生活し、一緒に食事をしたり、夜遅くまで語り合ったりしました。大学の授業は全て英語でしたが、驚いたのは現地の人の寛容さです。たとえばレポートの提出も日本なら期日厳守ですが、向こうはとても大らかで、それぞれの国で教育方法や考え方は違うのだと気付きました。留学中はオーロラを見たり、サンタ村でトナカイに乗ったりしたのもいい思い出です。僕自身、たくさんの人に親切にしてもらったので、今後は札幌大学に来る留学生をサポートしたい。英語力もさらに磨いていきたいと思っています。
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