総合研究所

講演会

ドストエフスキーと現代-黙過と共苦-

   

日 時:平成22年9月25日(土) 15:00~17:00
会 場:札幌大学プレアホール
講 師:亀山 郁夫 氏 東京外国語大学学長
コメンテーター:望月 哲男 氏 北海道大学スラブ研究センター教授

■講演内容

グローバル化時代の特徴の一つとは、世界のさまざまな災厄に関する情報を瞬時にして手に入れることができる点にある。私たちがそこでとる態度は、基本的に「黙過」である。要するに、黙って見過ごすのだ。ドストエフスキーは、その作品世界で、この「黙過」という非行為のもつ罪悪性を追究してきた。その動機とは、果たして何だったのか。本講演では、『罪と罰』を中心に、作家がその克服の道をどう模索していたかについて考える。


■講師紹介

1949年栃木県生まれ。
東京大学大学院。2007年から東京外国語大学学長。
専門はロシア文化・ロシア文学。
NHKテレビ『ロシア語会話』の講師などを務めた。
2008年、ロシア語・ロシア文化研究の普及に貢献した外国人に贈られるプーシキン・メダルをモスクワ・クレムリンにてメドベージェフ大統領から授与された。近年はドストエフスキーの翻訳でも著名。

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