学群・専攻

高瀬 奈津子

高瀬 奈津子

史料を読み解き、歴史・文化への理解を深める

歴史を研究するには、歴史史料が読めなくてはなりません。中国史ですと漢文で書かれていますので、「十八史略」など漢文史料を利用して訓読の練習をします。さらに、中国史の基礎的な知識や研究手法を身に付けてもらうため、中国史上の人物研究をしたり、史料に出てくる歴史用語を調べたりします。

プロフィール

専門分野:中国史(北朝隋唐史)

高瀬 奈津子 教授

Natsuko Takase

シルクロードや「三国志」などに興味を持ったのがきっかけで、中国史が好きになり、大学・大学院で東洋史学を専攻しました。大学3年には中国へ1年留学しました。大学では中国語や中国史を教えています。また、最近は札幌大学孔子学院の仕事も関わるようになったおかげで、中国だけでなく、世界各国の中国語・中国文化の学者・教員と交流が出来るようになりました。長い中国の歴史の中でも、5世紀から10世紀までの北朝・隋唐時代の歴史を研究しています。

● メッセージ

歴史学は暗記科目ではありません。私たちは一体どこから、どうやって今にたどり着いたのか、過去を学ぶことによって、私たちの生きる今を理解し、これから進むべき未来を展望する学問です。ゼミでは、先人の残した記録である歴史史料を読むことで、その記録の背後に広がる豊かな歴史世界をのぞいてみませんか?また、歴史研究の進展によって、過去に対する解釈や理解も刻々と変化しています。史料を読み解きながら、あなた自身の歴史認識を生み出してみませんか?!