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6月18日(火)〜23日(日)に開催された「第11回YOSAKOIソーラン祭り」。 22日(土)、23日(日)の両日、「札幌大学創立35周年記念」の一環として 大学で初めて、札幌大学のキャンパスが公式会場となった。 主催は、有志の学生による実行委員会。 当日を迎えるまでの悪戦苦闘・紆余曲折を中心に、 実行委員全7人が一丸となった熱き日々を振り返ってもらった。 |
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いい会場をつくりたい。 目的がひとつになったとき、 信頼関係が生まれた。 |
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| ■前例のないことだったので、どこまでやっても大丈夫とは思えなかった。 | |
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――無事終了お疲れ様です。まず、終えてみての感想から聞かせてください。 平馬●大きな問題もなく終わることができて良かったなというのが、正直な感想です。準備期間が長かった割には、祭りの2日間はサクサクっと進み、あっけなく終わったという印象です。 川畑●私は受付担当でした。大学の敷地内で迷ってしまい、受付にたどりつくまで困ったというチームがありました。どうやら、誘導看板の設置場所が間違っていたらしいのですが…。雨が降ったので受付の場所を移動したのですが、そのことを知らせる看板が少ないというクレームもありました。 田原●会場内での誘導について、問題が多かったことは確かですよね。参加チームに事前に渡してあった会場案内などの資料には、西門から入場してくださいと説明してあったのですが、地方から来られた方は、位置関係がわからなかったようです。 ――前例のないことですから、なにをどうすればいいのかも手探りだったのでは。 田原●そうですね。どこまで話し合っても準備しても、「ほんとうにこれで大丈夫なの?」という気持ちはいつまでも消えませんでした。当日、「こういう場合、どうするんだっけ?」ということもありましたし。でも、うれしいことに、ボランティアさんがよくフォローしてくれたので助かりました。感謝しています。 三浦●私は本部にいて、救護を担当しました。足を捻挫した踊り手さんがいて、対処がモタついてしまったのですが、最終的には大学の医務室の先生に親切に対応していただけ、ほっとひと安心でした。
平馬●演舞ステージは、中央棟前から正門までの幅15m、全長180mの通り。この距離を活かそうと、ステージを2つ用意し、1チームが2回踊れるようにスタンバイしました。僕自身、札幌大学のYOSAKOIチーム「La fete(ラ フェッテ)」で踊っていたことがあるので、せっかく来てくださるチームのみなさんには、1回でも多く踊ってほしいと考えたからです。でも、そのせいで、チームの入場・退場、演舞の開始といったタイミングを整理するのが複雑になり、進行担当の宇佐美くんは大いに苦労したようです(笑)。 宇佐美●はい。両日とも、ご飯を食べるひまもないくらい忙しかったです。 |
| ■2日間で踊り手さんだけでも60チーム、約4,000人が参加。 | |||
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――札幌大学がYOSAKOIソーラン祭り(以下、YOSAKOI)の会場になった経緯を教えてください。 平馬●YOSAKOI組織委員会の呼びかけが発端です。そもそもYOSAKOIは学生の発案で生まれたもの。その志を忘れないようにという理由からなのか、学生の手による会場を作りたいと、組織委員会の長谷川岳専務理事が、大学に相談されたようです。その後、組織委員会と学生課で話し合い、今年3月に、開催が決定しました。
――実行委員会のメンバー集めは大変だったのではないですか。 平馬●「La fete」のスタッフであった僕と、好意的な先生からゼミ生を紹介していただき実行委員会のメンバーが集まっていきました。 田原●私は大学1〜3年まで「La fete」で踊っていて、3年のときは代表も務めました。だから、平馬くんとは知り合いでしたので、彼から手伝ってほしいと言われ、これは協力するしかないと、参加したんです。 五十嵐●私はメンバーの公募を見て加わりました。 大友●田原さんと五十嵐さんを除いては、僕らみんな、前から友達なんです。ただ、僕は、YOSAKOIは高校の体育の時間にやったことはありましたが、全然知識はなかったです。 宇佐美●僕も知ってはいたけれど、印象はほとんどなかった。 川畑●私も「ああ、YOSAKOIね、やってるよねぇ」という程度でした。 ――実行委員としてはちょっと心もとない感じがしますね(笑)。 平馬●ええ。だから、4月中は、YOSAKOIのルールについて、曲の一部にソーラン節を入れることと、鳴子を持つことのふたつだけで、衣裳も振付も自由なので自己表現がしやすいんだよと、そこから説明していきました。 田原●YOSAKOIは、踊ることも楽しいのですが、それよりも、メンバーのみんなと曲を作ったり、遠征しに行く企画を立てたりするのが、もっと楽しいんですね。そんな話もずいぶんしました。 平馬●他のメンバーにYOSAKOIを説明する活動をしながら、同時進行で組織委員会へ提出する書類づくりもはじめました。実施内容に関する企画書が約10枚、参加チームに渡すもののサンプルが3枚。記入する項目が細かく、許可を得なければいけないことも多かったので苦労しましたね。
川畑●中央バスにバスの増便をお願いしたり、バスの乗降や地方車の進入・退出、観客の警備に関しては、警察と相談したり。 大友●模擬店を出したいと、地域の人に声をかけたりもしました。みなさん、とても協力的で、助かりました。 平馬●ふだんの学生生活では、おとなと交渉する場面は少ないので、ちょっと緊張しました(苦笑)。 ――当日のシミュレーションも念入りに行ったんでしょうね。 宇佐美●ええ。参加チームは2日間で60チームですから、踊り手さんだけでも約4,000人。それに加えて、地域の方々を含め、お客さんが集まるわけですから、混乱が起きないようにしなければと、何度も行いました。 |
| ■大きなイベントに力を発揮できることを経験して、自信をもてた。 | |
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――本番が近づくにつれ、気持ちの変化はありましたか。 平馬●当初は、札幌大学が会場になることでいい宣伝になればという気持ちでしたが、だんだん、お客さんやチームの人から「いい会場だね」と言ってもらえるようにしたいという気持ちが強くなっていきました。 田原●当地域の方に「今日見に行くから頑張ってね」と声をかけてもらったときは、うれしかったですね。 平馬●来場者は、地域の人が8割、学生とYOSAKOI関係者が1割ずつ。欲を言えば、札幌大学の学生にもっとたくさん来てほしかったのですが、当日は、文化系サークルが活動を発表する文連祭と体育大会も重なったので、しょうがなかったと思います。
五十嵐●たくさんの人とふれあえたことですね。はじめは、メンバーの中では私だけが1年で学部も違うので寂しかったのですが、いまは、お兄さんお姉さんができて良かったなぁって。 宇佐美●みんなが集まって何かひとつのことを作り上げるというのは、高校の学校祭以来でしょう。だから、おもしろかった。「これから忙しくなるので家には帰れません」と、置手紙を書いて出てきたこともありました(笑)。 川畑●自分でもこうして大きなイベントを作っていくことに力を発揮できるんだと、自信をもてました。 三浦●委員という立場に立ってボランティアさんたちに指示を出していくという、初めての経験ができてとてもよかったと思っています。 ――それぞれに実りがあったということのようですね。 田原●え最初は、YOSAKOIを知らない人たちばかりでYOSAKOIの会場づくりなんかできないと、平馬くんとはよくケンカをしました。でも、実際にやってみると、知っているとか知らないとか、経験や知識があるとかないとかは関係なかったですね。みんなでいい会場を作るんだという目的が見えたとき、このメンバーで大丈夫じゃないかと感じました。そんな信頼関係ができたと思ったら、祭りが終わってしまって。ちょっと寂しいですね。 五十嵐●でも、これからもみんなで集まって、ごはんを食べたりしますよね。 平馬●すぐに解散というわけにはいかないよ。まだテントも片づけてないし、お世話になった方々にお礼状も書かなければいけないし、仕事が残っているんだから(笑)。 |
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